目からウロコ?FXの魅力の本質を理解しよう~相場の大衆心理とは?~[いいだっち先生]
いいだっち先生さんプロフィール
元進学塾の講師。温泉が大好きで温泉ソムリエの資格を持つプロのFXトレーダー。「終値トレード法」という手法を用いて多くの優秀なトレーダーを育成し、そのオンラインによる勉強会ではお年寄りから若者まで全国から多くの参加者が学んでいます。「終値」を重視したチャート分析手法が、24時間相場に集中しなくて済むトレード法として兼業トレーダーたちに好評を得ています。
ブログ:10万円からの大逆転!FXトレーダー いいだっちBLOG
Twitter:https://twitter.com/iidatchi
※この記事は、FX攻略.com2020年9月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
FXと心理学
こんにちは、いいだっち先生です。前回は、損失を取り戻すのが困難な理由を説明しました。例えば、資金30万円で取引を始めて10万円を失い、20万円から10万円を取り戻そうとした場合、総資金の3分の1を失った状態から残資金の2分の1を取り戻すこととなり、30万円から10万円を増やすよりも労力がかかります。そのため、損失に関しては非常にシビアに考えて取引を実行する必要があると書きました。また、その解決策の一案も提示しているので、まだ読んでいない方はぜひ前号をご覧ください。
さて、いいだっち先生がFXを始めて間もないころ、「チャートは人の心理を表す鏡」だとか、「相場の大衆心理を見抜いてこそ成功への道」というフレーズを頻繁に目にしました。また、当時知り合った女性トレーダーさんは大衆心理を学ぶため、某大学のオープンキャンパスで心理学を学んでいました(実話です)。そもそも心理学よりもトレード手法をきちんと学ぶべきだと思うのですが、その女性は他人からのアドバイスを聞き入れないタイプのようで、猪突猛進して大学のオープンキャンパスへ足繁く通っていたのです。
いいだっち先生は、チャートは人の心理を表す鏡というフレーズを目にしても、深く考えず「ふ~ん、なるほど」と聞き流しているだけでした。しかしながら、昨今、心理学トレーダーやメンタリストトレーダーと自称する方が目立つようになり、いいだっち先生はさまざまな疑問を抱くようになりました。そこで今回は、FXトレードに10年以上携わった経験を基に、その疑問を解き明かしていこうと思います。
よろしいですか?