“需給の鬼”こと井上哲男の相場の潮流〜プロの市場分析ノウハウと注目銘柄が分かる!|第7回
井上哲男さんプロフィール
いのうえ・てつお。スプリングキャピタル社代表、日本証券アナリスト協会検定会員。上智大学卒業後、国内保険会社の運用部門長を経て、(現オールド・ミューチュアルグループ)UAMジャパン・インクのチーフ・ストラテジスト兼日本株式運用部長に転身。その後、プラウド投資顧問、アジア最大級のファンド・オブ・ファンズの運用会社であるMCPグループなどで同職を務めた後、独立。“需給の鬼”と呼ばれ、日経CNBCテレビ「夜エクスプレス」「〜攻めのIR〜MarketBreakthrough」、ラジオNIKKEI「アサザイ」などのパーソナリティも務めている。
オリジナルのテクニカル分析や需給動向により、独自の視点から株式相場(株式指数)の方向性を分析する井上氏のメルマガ「相場の潮流」、井上氏とBコミさんこと坂本慎太郎氏が相場解説、ピックアップ銘柄の紹介を行う動画スクール「勝者のスクリーニング-株ハイブリッドバトル-」がGogoJungle(ゴゴジャン)から好評発売中。
メルマガ:相場の潮流
動画スクール:勝者のスクリーニング‐株ハイブリッドバトル‐
※この記事は、FX攻略.com2020年10月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
好業績継続銘柄の紹介
毎号、当社の企業ランキングにおいて高位の銘柄、キラリと光るものを持っている銘柄を紹介しているが、このランキングは年に4回更新され、毎年3月決算企業の本決算が出揃う5月末基準において、前年度の確定順位を決定している。今年の5月末基準で決定されたものは、2019年度の確定順位ということになる。
対象業種は東証33業種から決算の特殊な金融4業種を除いた29業種であるが、ここ5年間、上位の業種の顔ぶれは変わらず、1位が「不動産業」で、「情報・通信業」と「サービス業」が年度によって違うが、2位、3位に入っている。この5年間、というよりもリーマンショック以降は、「成長力のある内需株の時代」であったということだ。今回は、この5年間上位100位内を守り続けた26銘柄をコード順に一挙公開することとする。現在の対象社数は3366社あることから、まさに"珠玉の銘柄たち"である。
ぜひ一度ホームページを訪れてほしい銘柄ばかりだが、意外なことに1位を守り続けた業種である不動産業から、2社しかランクインしていないことが分かる。順位の入れ替わりのやや激しいこの業種において、100位内を守り続けたこの2社を今回は敬意を表して紹介する(2020年7月27日寄稿)。
よろしいですか?