川崎ドルえもん流 為替天気予報|第10回 月足予測10月編[川崎ドルえもん]
FXにおいて時間的要素を重要視している川崎ドルえもんさんの当連載。今回から「為替天気予報」として、統計的アプローチからの具体的なトレード戦略を教えていただきます。
※この記事は、FX攻略.com2020年11月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
川崎ドルえもんさんプロフィール
かわさき・どるえもん。裁量トレードに限界を感じたことから、できるだけ精神的負担なく、楽して儲けられるシステムトレードの手法を模索。さまざまなシミュレーションを経て、グルグルトレインを完成。
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10月は円安になりやすい?
今回は過去のローソク足から統計を取った為替天気予報の10月統計データを紹介していきます。
まずは月足の統計データを見ていきましょう。表①は10月の月足を過去20年間、数えたものになります。見てみるとドル円の陽線回数が14回、ポンド円が13回、豪ドル円が14回、NZドル円が13回とクロス円の陽線回数が多くなっています。このことから10月は円安になりやすいアノマリーがあることが分かります。ただし、陰線になった回数もそれなりにあるので注意が必要です。
また、10月は新興国通貨にも注目です。表②は2006年10月からメキシコペソ円とトルコリラ円の月足を数えたものですが、10月のメキシコペソ円の陽線回数が10回、トルコリラ円が9回と陰線回数よりも多くなっています。このことから10月は新興国通貨が買われやすい季節性があるといえそうです。
よろしいですか?