《東洋経済ONLINEでコラム掲載中》単純なものほど真に理解するのは難しい
おはようございます、松下です。
昨日のNYダウは続伸、再び史上最高値を
うかがう上昇です。
上海総合指数は大幅反発。
米ドル/円は反発して111円台後半。
NY Goldは小動きです。
今週末に、初めて開催する、
「ターゲティング投資理論」のセミナーに向けて、
今、2冊の本を読み返しています。
どちらの本も3回目の読み返しですが、
これまで2回読んだ中で、全く何も
理解していなかったことに気づきます。
1冊の本の内容を、真に理解し、
実践できるようになるまでは、
10回くらい読み返さないとダメですね。(笑)
その中で、ローソク足と出来高が
意味することを、今更ながらに知り、
愕然としています。
投資を始めて16年が過ぎても、
最も単純で基本的なことさえ理解できていません。
ローソク足とは、
陽線が買いの力であり、陰線が売りの力です。
出来高は、
増加していれば力が強くなっており、
減少していれば力が弱くなっている。
この両方を考えながら、
丁寧に値動きを見ていくと、
市場に存在する面白いエネルギーを
見つけることができます。
その時のヒントは、変化を見ること。
つまり陽線から陰線の変化は、
買いが強かった状態から売りが強くなる変化。
陰線から陽線の変化は、その逆。
出来高の増加から減少への変化は、
力が強かったものが、弱くなっていく変化。
減少から増加への変化は、その逆。
これを丁寧につなぎ合わせていくと、
驚愕の事実が見えてくるということです。
ローソク足や出来高という、
いたって単純なものに、
ここまで深い意味があることに、
人は気づきません。
単純なものは、それだけ意味が深く、
本当に理解することは難しいのだと思います。
しかし、単純なものは強いという性質を持っていますので、
それが理解でき、使えるようになった時、
投資は一段も二段も強くなります。
小手先の技術やパターンに振り回されることなく、
単純なものへの理解を深めていきましょう。
そこにはまだまだ無限の力が眠っているようです。
よろしいですか?