《東洋経済ONLINEでコラム掲載中》投資の神様の先生のアドバイス
おはようございます、松下です。
先週末に開催した、
ターゲティング投資セミナーの事前準備として、
1月ほど前から、書籍「あなたのお金と投資脳の秘密」
を読み返しました。
今回で3度目ですが、
これまで2度読んだくらいでは、
全く内容を理解できておらず、
その驚愕の内容に驚きながらの
読み返しになりました。
この本は、読めば読むほど、
私たち人間の脳がどれほど投資に向いていないのか、
だからこそいつまでも8割の投資家が負ける、
その必然の理由について、明確な証拠とともに
読むことができます。
個人投資家は、必ず読んで欲しい1冊です。
(今はもう中古のプレミアムがついた
本しかないようですが・・・)
その中に、ひときわ印象的だった
記述を紹介します。
偉大な投資アナリストのベンジャミン・グレアムは、
生前のインタビューで、投資家はみな一年間、
ペーパー・ポートフォリオを走らせるべきだと提言している。
心理学者のバルーク・フィッシュホフは、30年以上にわたって
自信過剰を研究してきた。フィッシュホフは投資日記の利用を勧める。
「予想した時に考えていたことを記録しなさい」とフィッシュホフは言う。
「そして、その予想をできるだけ明確にすること」。
(「あなたのお金と投資脳の秘密」(日本経済新聞出版社)より)
ベンジャミン・グレアムとは、株式投資の神様
ウォーレン・バフェットの師匠です。
神様の先生が、ペーパーポートフォリオで
一年間シミュレーションをするべきだと
アドバイスしています。
また心理学者が、「投資日記」の利用を勧めており、
「考えていたことを記録しなさい」と言っています。
私は、2004年から人に投資を始めた時から、
一貫して「投資日記」の必要性と重要性を
説いてきました。
自分自身も2001年に投資日記をつけました。
それ以降、私は投資日記、トレード記録、
トレードアイディア、トレードルール、
常に「紙に書く」ことで投資を続け、
利益を形作ってきました。
今回、この書籍を読んで理解したことは、
私たちは反射的・感情的に反応・行動しやすく、
それが投資の損失=負けにつながっている。
その反射的・感情的な脳の働きに
打ち勝つためには、時間をかけてゆっくりと
熟考・分析脳を働かせる必要があり、
それを最も確実に行うための手段が、
考えていること、感じていることを
言葉にして紙に書くとだということでした。
まさに、私が実践し、提唱してきたことは、
脳の生理的に理に適っており、
多くの先人や専門家が提唱してきたことでした。
これらの専門的見地やアドバイスの裏付けを得て、
私はこらからも投資日記の重要性や、
「書く投資」の効力や意味を強く勧めていきます。
将来的に継続的に利益を上げていくために、
「書く投資」は最も確実な手段であり、
それを最初に体感していただくのが「投資日記」なのです。
価格の動きやニュースを見て、
いつも反射的・感情的に動いてしまい
メンタルをコントロールできないと悩んでいる人は、
今日から投資日記を始めてください。
よろしいですか?