《東洋経済ONLINEでコラム掲載中》足るを知る
おはようございます、松下です。
毎週土曜日は、コラム
松下誠の投資探究の更新日です。
本日のテーマは、
「足るを知る」。
このテーマは、実際に10年ほど前のある日、
福井県の永平寺を訪れた時の経験から
書いたコラムです。
興味のある人は、
読んでみてください。
【コラム】松下誠の投資探究
第196回「足るを知る」
10年ほど前に、福井県の永平寺を訪れた時、回廊の壁に
掛かっていた言葉を読んだ。「貪欲が起これば美しい心は消える。
仏心とは、ただ足ることを知る心である」こんな言葉だった。
この言葉を読み、「足るを知る」という意識が私の中に入ってきた。
人は、いつも不満や不足の心を持っている。何かが足りない、
何かが欲しいと思う心だ。実は、この心は止まることはない。
どれだけのものを手に入れたとしても、足る心を知らなければ、
人は満たされない。心は、ものでは埋まらないのだ。
足るを知れば、どうなるだろうか。「足る」とは、不足や欠けた
ところがないという状態・意味であり、心は満足になる。
この時、人は満ち足りた気持ちになっている。
投資において、「足るを知る」とは、どういうことだろうか。
いつまでも利益が足りない、お金が足りないと言い続ければ、
そこに貪欲が起こり、足る心は忘れ去られてしまう。
つまり、いつまで経っても満ち足りた気持ちになることなどできない。
「貪欲が起これば美しい心は消える。仏心とは、ただ足るを知る心である」
この言葉を、あなたの投資の中に、そして人生の中に考えてみよう。
いつしかあなたは、投資でも人生でも不満や不足から解放され
満足を覚えるはずだ。
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よろしいですか?