優待のススメ 第3回目「何度でも楽しむためには」「優待の特性」
こんにちはマスターです。
今回で第3回目となります、前回の2回目では単元未満株を購入する必要があることからお勧めする証券会社のお話と優待の簡単な流れ、優待の種類についてお話をいたしました。
単元未満株を購入しなくて良いや!という方はお持ちの証券会社口座での売買で問題はありません!
数多くある優待、どれを選ぶのか目移りしちゃいますね。
さて、今回は優待を何度でも楽しむための方法と優待の特性についてお話いたします。
さて
優待を調べた方、株の売買をされたことのある方、タイトルを読んで
お金かかるよね!
優待商品を何度も楽しめないよね?
予想はつくけど面倒くさい
などと思われた方、おられると思います。
株を購入して優待を得る。
株を購入することによってお金を使う。
お金が株に化ける→動かせるお金が少なくなる→何度も楽しめない。
1500社もある優待を探してられない。
まさしく 本末転倒 とも言えます。
予想の付く面倒くさい部分は私が代行するとして・・・・
どのようにして何度も楽しむのかを説明したいと思います。
優待の条件は
優待の発生月、優待が確定する月が企業によって異なること
優待の確定した月(日)以降は株を保有しなくても良いこと
であり、これを利用して優待を楽しみます。
優待は企業毎に優待を決める月日が定められており、1500社を超える企業がすべて同じ月に優待を行うことはありません。
企業が優待を出す月、その優待の権利者を企業が確認し始める日、優待が確定する日があります。
企業が優待を出す月は企業毎に1月に優待を出す企業、3月に出す企業、6月と12月に出す企業などなど1年のうち何れかの月に企業は優待を出し、企業によっては1年の間に2回優待をだす。
企業が優待の権利を持つ投資家を確認し始める日を
「権利付き最終日」
と呼び、「権利付き最終日」までに株を購入しておけば優待の権利が発生する。
権利の発生した日より翌日以降に購入しても優待の権利はもらえず、「権利付き最終日」の翌日を
「権利落ち日」
と呼びます。
「権利付き最終日」も企業によって異なる場合があり、1月に2回の優待が発生することもあります。
毎月1回は決められた日に「権利付き最終日」があり、企業によっては決められた日以外にも「権利付き最終日」がある場合があります。
それを利用することで
毎月1回 1年間で最低12回
効率よくいけば20数回の優待を楽しむこともできるのです。
図解で言いますと
となります。
1月目の株式優待の権利が発生したら株式は売却し、2月目に備える。
2月目の株式優待の権利が発生したら株式は売却し、3月目に備える。
3月目の 〃
4月目の 〃
と12月まで繰り返すことで優待は毎月、複数、1年中届くようになります!
毎月
何個も
1年中
です!!
が・・・・
甘い話には罠がある、美しいバラには棘があるといいますように、優待にも弱点・特性があります。
注意したい優待の特性として
優待の確定する日、権利付き最終日に向けて株の買いが多くなり株価が上がる事。
優待の権利が確定した後に株を売却する動きが多くなり、株価が下がる事。
があります。
高額の株を購入すると高値(権利付き最終日)で買い、安値(権利落ち日)で売るという悪循環となり損失となる場合があるのですが、
単元未満株、最小単元での売買を基本行う。
優待と合わせて配当が発生する。
そもそも株価が下がらない。
など複合的な要因で損失を限定的なものにさせます。
他の投資と異なり株式の売買での資金の目減りは緩やかとなる場合が多いですので
ランチ代、ディナー代程度のものとして割り切る。
優待で得られる体験。
企業から送られてくる優待や流通しない企業のパンフレットの付加価値。
(ゲーム会社や書店、玩具メーカーなどはオリジナル冊子の場合が多くあります)
として考え、子供や友人に見せることのできるものとして資金を無理して増やすのではなく、徐々に資金は目減りする可能性もありますが、価格以上の優待を目一杯楽しむ。
お子様・お孫様へ「大人の背中」を見せる「思い出」「経験」を重視する。
そんな優待であれば一度は経験してみたいと思いませんか?
それでは次回、第4回目では「優待だけではない楽しみ」&「5D」をお話ししたいと思います
よろしいですか?