荒野浩の相場を極める相場を楽しむ|第12回[荒野浩]
FX
荒野浩さんプロフィール
1971年日本勧業角丸証券(現みずほ証券)入社後、調査部でアナリスト業務に従事。米国勤務を挟み一貫して、日本株の情報・市場分析を行う。1996年に運用会社(現アセットマネジメントOne)に転籍、調査部長・運用部長を経て、常務取締役投信運用本部長を歴任。2012年に退職。その後はTV、ラジオ出演などで活動。日本株を中心とした市場分析の経験は半世紀に及ぶ。
メルマガ:https://www.gogojungle.co.jp/finance/salons/8812/
※この記事は、FX攻略.com2021年2月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
※データは2020年11月末日時点までのものになります
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株価循環の基本は「1か月」と「3か月」です。その1か月サイクルである20日平均で市場の多くのことが分かります。20日平均に対する乖離率を中心にまず述べたいと思います。乖離率からは3月安値からの戻りにおいて、株価は異例の強さを示していることが分かります。
他のテーマとしては「空売り比率と株価の騰落」「海外投資家の売買行動」について触れ、最後に日本株の株価収益率(PER)についての考察を加えたいと思います。
20日平均の乖離率を見る
20日平均で多くのことが分かるといいましたが、重視したいのは「乖離率」「20日平均自体の傾き」「20日平均と(20日前の)20日平均との比較」です。
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