自分で探す優良株 第1回目「世界の三大投資家について」
さて 始まりました新連載「自分で探す優良株」ですが、なぜ優良株を見つけ出すことに意味があるのか、外国為替証拠金取引
や先物とどこが違うのか?をお話する前に優良株への投資を行い、長期の保有の結果、大きく値を上げた優良株によって莫大な
資産を得た3人の投資家のお話をしたいと思います。
世界で最も有名な投資家として
Warren Edward Buffett :ウォーレン・バフェット
Jim Rogers :ジム・ロジャース
George Soros :ジョージ・ソロス
の3人の名が挙げられます。 (ForbesJapanより)
この3人を有名にしたのは彼らの築き上げた巨万の富だけではなく、その投資のスタイルが本来の投資の在り方であり、王道で
あったことからその名を更に高めました。
ハイリスク・ハイリターンの投資、事件・事故・事象などが起こった時に莫大な投資をする投資家は数多くおられ、ジェシー・
リバモア氏やニック・リーソン氏、ヘティ・グリーン氏のような莫大な損失を出し、破産を余儀なくされた著名な投資家も
おられます。
株式投資は
株式の投資の場合、投資家による企業の株式の購入によって提供された資金を使い、企業は工場を増設、販売促進、研究開発の加速などを行い、利益を上げる。
その結果として企業は得られた利益の一定割合を配当として。
企業が成長することによって市場で株式の価値が増大したことによる株式の売却を投資家が行い利益を得る。
という流れとなります。
上記の株式の投資という部分はどの投資家も同じなのですが、3氏以外の投資家に多くみられるのが
天変地異やスキャンダル、戦争などの突発的な事象によって企業の株式の価値が大きく下がった際に莫大な投資を行い
時間の経過とともにある程度、価値が戻った時に売り払うという方法なのです。
天変地異、企業スキャンダル、戦争といった突発的な事象への投資はリターンも多く、多くの投資家が投資を行いますが
突発的な事象による企業の株価がどこで安定or改善するかどうかの見極めは難しく、だれがどの段階で利益を出すのか、
どこまで損失に耐えきれるのかな不確定要素がど多く、数多の投資家がその判断を誤り、破産へと至りました。
それでは、ウォーレン・バフェット、ジム・ロジャース、ジョージ・ソロスの3氏は同じ株式投資でも何が違うのでしょうか?
それを見ていきたいと思います。
他の投資家と同じ株式投資ではあるが、他にはなく彼らだけに共通していることは一言で言い表すのであれば
バリュー投資
と言えるのではないのでしょうか。
バリュー投資は現在の株価がその企業の利益水準や資産価値などから判断して割安にあると考えられる株式を買い付ける
手法の事で3氏はその手法を駆使して利益を上げてまいりました。
ウォーレン・バフェット氏で有名な銘柄はコカ・コーラですが、彼がコカ・コーラ社へ投資を開始したのは1988年のこと
幼少の頃瓶コーラを販売して投資の世界に入った少年は大人になり巨万の富を得た時、コカ・コーラ社へ投資を行いました。
1988年当時すでに高値更新、企業としては成長をある程度、達成していたコカ・コーラ社ですが、ウォーレンバフェット氏は
ある理念に従って投資を行い続けています。
それは彼の言葉を見れば一目瞭然です。
「今日や明日、来月に株価が上がろうが下がろうが、私にはどうでもいい。その会社が10年、50年経っても欲しいと皆が思うものを作っているかどうかが重要だ」
と。
バリュー投資の神髄はその部分にあります。
流行の波にたまたまのる事ができ、利益を上げた会社の株価は当たり前のように上昇いたしますが、流行の有り無しで利益が
大きく左右される企業ではなく、日ごろから誰かに必要とされており、50年後も必要とされていると思われる会社への投資を
行うことは投資家にとって本懐であるのではないのでしょうか?
誰もが憧れる投資家であり、巨万の富を王道とも言える手法で築き上げ上げた彼らが探し出した企業。
日本におけるコカ・コーラ社に代わるような企業、10年50年後たっても欲しいと皆が思う物を作り出す企業を探し出すために
情報を皆さんと共有していきたいと思います。
一見収益の見えない企業であっても企業の特性上であり、実際には将来性のある企業。
逆にそうでない企業、四季報に書かれている様々な事柄から読み取れる企業図、どんどん紹介をしていきたいと思います。
よろしいですか?