これからの外国為替場の行方 第131回[田嶋智太郎]
田嶋智太郎(たじま・ともたろう)さんプロフィール
経済アナリスト。アルフィナンツ代表取締役。1964年東京都生まれ。慶応義塾大学卒業後、現三菱UFJ証券勤務を経て転身。主に金融・経済全般から戦略的な企業経営、ひいては個人の資産形成、資金運用まで幅広い範囲を分析・研究する。民間企業や金融機関、新聞社、自治体、各種商工団体等の主催する講演会、セミナー、研修等の講師を務め、年間の講演回数はおよそ150回前後。週刊現代「ネットトレードの掟」、イグザミナ「マネーマエストロ養成講座」など、活字メディアの連載執筆、コメント掲載多数。また、数多のWEBサイトで株式、外国為替等のコラム執筆を担当し、株式・外為ストラテジストとしても高い評価を得ている。自由国民社「現代用語の基礎知識」のホームエコノミー欄も執筆担当。テレビ(テレビ朝日「やじうまプラス」、BS朝日「サンデーオンライン」)やラジオ(毎日放送「鋭ちゃんのあさいちラジオ」)などのレギュラー出演を経て、現在は日経CNBC「マーケットラップ」、ダイワ・証券情報TV「エコノミ☆マルシェ」などのレギュラーコメンテータを務める。主なDVDは「超わかりやすい。田嶋智太郎のFX入門」「超わかりやすい。田嶋智太郎のFX実践テクニカル分析編」。主な著書は『財産見直しマニュアル』(ぱる出版)、『FXチャート「儲け」の方程式』(アルケミックス)、『なぜFXで資産リッチになれるのか?』(テクスト)など多数。最新刊は『上昇する米国経済に乗って儲ける法』(自由国民社)。
※この記事は、FX攻略.com2021年3月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
いよいよアフターコロナの新しいフェーズへ!?
ついに、新型コロナウイルスワクチンの接種が英国と米国、カナダで始まった。ことに、米国は感染者数が世界最多であることから、全米で段階的にもワクチン接種が始まることによって、今回のパンデミックが終息に向かうとの期待は大いに高まっている。
仮に、今後もワクチンの深刻な副反応が大いに問題視されるようなことにならなければ、いよいよアフターコロナの時代の到来が現実のものとなってくる。つまり、パンデミック下とはまったく異なる新たなフェーズがいよいよ訪れることとなるわけである。
結果、コロナ下にあったときとは相場の“顔つき”も一変することであろう。当然、各種の材料に対する投資家の捉え方、相場の反応も違ってくるに違いない。言うまでもなく、コロナ下での状況がかなり「特別」であり「異常」だったのである。
よろしいですか?