【ファンダメンタル×テクニカル特集 (11)】豪ドル米ドル:チャート分析
【特集 ファンダメンタル×テクニカル】
相場を読み解く最適解を探せ!
今回はファンダメンタルとテクニカルの両方から相場へアプローチ! 主要国と主要通貨ペアを多角的な情報と目線から分析し、相場に向かい合うための最適解を探すヒントを見つけていきます。加えて、話題になった個別株や仮想通貨・商品もピックアップして2020年相場を総決算していきます。
ファンダメンタルでは株価指数と為替の見通しをYEN蔵さんに、テクニカルでは主要通貨ペアの長期目線を山中康司さんに、それぞれ為替のプロフェッショナルの分析もご紹介いたします!
・(11) 豪ドル米ドル:チャート分析 ←この記事はここ
・(12) 通貨ペア以外の相場(NASDAQ & GAFA、暗号資産&商品)
※この記事は、FX攻略.com2021年3月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
YEN蔵さんプロフィール
米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行と外資系銀行にて、20年以上、外国為替ディーラーとして活躍。現在はトッププロトレーダーとして為替、日経平均、日経オプション、個別株の取引を行う。投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。
メルマガ:YEN蔵 リアル・トップ・トレーディング
ブログ:YEN蔵のFX投資術-ドル、円、ユーロ、ポンド、オーストラリアドルで世界に投資
Twitter:https://twitter.com/YENZOU
山中康司さんプロフィール
アセンダント社取締役。1982年にバンク・オブ・アメリカ入行、1989年バイスプレジデント、1993年プロプライエタリ―・マネージャー。1999年日興シティ信託銀行為替資金部次長。2002年アセンダント社設立。
公式ブログ:アセンダント/山中康司が提供する為替情報配信サイト
Twitter:https://twitter.com/yasujiy
景気回復を織り込んだ上昇で大台を試す
長期豪ドル米ドルチャートも、数年にわたって引かれるレジスタンスラインを2020年末に上抜けたところです。山中さんが分析するように、抜けた先にすぐ大台の0.80ドル台および近年の高値になる0.81ドル台がすぐ視野に入っているため、世界的な景気回復を織り込んだ上昇の豪ドルは上値を試す展開が想定されます。
2020年を振り返ると、豪ドル米ドルは四月以降上昇トレンドが続いています。9月には上値を阻まれるも、11月の米大統領選挙後を通過してドル安が加速、高値を更新してなお強い上昇を続けています。全面ドル基調を背景に、今後も高値圏での推移が続くことが考えられます。
よろしいですか?