《東洋経済ONLINEでコラム掲載中》ルールがないのではない
おはようございます、松下です。
毎週土曜日は、
投資に関連するテーマのコラムを
お届けしています。
本日のテーマは、
「ルールがないのではない」。
今年の1月にアンケートを行った際に、
損をしている投資家の、損失の理由として、
「ルールがない」
というものが上位に登場しました。
なるほど、ルールがなければ、
利益を上げることはできませんが、
実はこう言っている投資家の根本的な原因は、
他にあったのです。
そのことをコラムの中で解説しました。
これまで投資で損をしてきて、
その理由が、売買ルールにあると思っている人は、
読んでみてください。
【コラム】松下誠の投資探究
第200回「ルールがないのではない」
損をしている投資家に、損失の理由を聞くと、
その中に必ず、「ルールがない、ルール通りに売買できない」
という、売買ルールに関連する問題が登場する。しかし、
よくよく話を聞いてみると、これは本質的には「ルールがない」
という問題ではないことが分かる。
投資家は、どこかに「利益が上がるルール」というものが
あると思っている。しかしこれは誤りだ。投資家が利益を
上げるためには、自分がターゲットとする値動きがあり、
それを捉えるための売買ルールを探し、作っていくのだ。
つまり、「ルールがない」と言っている投資家の多くは、
自分が利益を上げたいターゲットや狙いとする値動きがないのだ。
このことに気づかないまま「ルールがない」と言っていても、
いつまで経ってもルールを手に入れることはできない。
利益を上げる売買ルールとは、あなたがターゲットや
狙いとする値動きを決めた後で、作られていくものだ。
あるいは探されるものだ。そのスタートは、あなたの決定だ。
そのことを理解し、利益が上がる売買ルールを手に入れるために、
ターゲットとする値動きを決めよう。そうすれば、
あなたはルールを手に入れることができる。
よろしいですか?