《東洋経済ONLINEでコラム掲載中》トレンドに乗る技術

おはようございます、松下です。

昨日、あるFX会社さんのお招きで、

WEBセミナーを開催してきました。

外部の会社のお招きのセミナーは、

2年ぶりくらいで、新しく私のことを

知っていただいた参加者も多かったと思います。

通常、セミナーでは、本編の話が

終わった後に、質疑応答をお受けします。

昨日も70分の講義の後で、

20分ほど、様々な質問にお答えしました。

その中で、印象に残り、また素直な

意見だなと思った質問がありました。

それは、

「トレンドに乗ることができません。

　どうすれば、トレンドに乗ることができますか？」

という質問でした。

昨日は、FXで利益が上がる理由としての、

市場のトレンドの存在と、資金管理の元に、

そのトレンドを利用する、というお話をしました。

このテーマの中で、

上記の質問は、まさにど真ん中の直球です。

トレンドに上手く乗れない人は多いと思います。

その人たちは、

「アップトレンドとは何か？

　ダウントレンドとは何か？」

という「トレンドの定義」が、

自分の中にないのです。

これでは、トレンドに乗ることはできません。

トレンドに乗るためには、

「トレンドの定義」が必要です。

そして、ここでも困ったことに、

トレンドの定義は星の数ほど無数に存在します。

例えば、世界一のトレンドフォローと称された、

「タートルズ」のトレード手法は、

「20日間の高値を切り上げたら買う」というものです。

つまり、タートルズにとってのトレンドの定義は、

「20日間の高値を切り上げたらアップトレンド」です。

これと同じ意味で、2本の移動平均線を使った、

ゴールデンクロス、デッドクロスもトレンドの定義として使えます。

このルールも、既に数十年前から存在する、

誰もが知っているトレンドフォローの定義であり、

ルールです。

私にとっては、

「安値の切り上げ」

がトレンドの定義です。

このようにして、自分が乗りたい、

ターゲットとしているトレンドは何か？

というトレンドの定義を、勉強して

身に着けない限り、トレンドに乗ることはできません。

おそらく昨日の質問者も、

トレンドの定義やトレンドを勉強できておらず、

感覚でトレンドに乗ろうとしていたのだと思います。

トレンドには、感覚で乗るのではなく、

トレンドを定義し、その定義に従い、

「アップトレンドが発生したら買います」

あるいは、

「ダウントレンドが、アップトレンドに転換したら買います」

こうすれば、トレンドに乗ることができます。

ぜひトレンドを学び、

あなたの「トレンドの定義」を手に入れ、

トレンドに乗れるようになってください。

そうすれば利益が手に入ります。

これをやらなければ利益は手に入りません。