100バガー(100倍株)を探せ! 2021年3月1日号
【今週の動画はこちら】
※35分間の動画となります。
1. 100バガー候補銘柄
SREホールディングス 2980
東証1部上場
銘柄コード 銘柄 上場年
2980 SRE ホールディングス 2019年
最小・時価総額(億円) 現在・時価総額(億円) 100倍・時価総額(億円)
207 720 20,700
業態
不動産仲介と取引データを分析したAIの提供を主業としている。従来のIT・AIを活用した不動産業務から、金融・IT・旅行業界も対象としたAIコンサルティングに業務を拡大しており、不動産テックからAIプロバイダーに業態が変化し始めている。
※上場年は、東証1部・2部・マザーズ・JASDAQへの上場年月日を記載しております
※ 100倍時価総額は、最小時価総額から計算を行っております。
2. ポイント
1. ソニーが母体となって設立された不動産テックの会社であり、DX化が進んでいなかった不動産業界に、業務効率の改善とAI化を推進しているオンリーワン企業。不動産は、金融商品と違って同じ商品が二つと無い為、テクノロジーを活用した資産査定等が難しいとされていたが、【実業を併せ持つテックカンパニー】として、豊富なデータの蓄積が優位性となっている。
2. 同社は設立の経緯・大株主の状況から、ネットMRで2010年代に急成長を遂げたエムスリー[2413]と類似しており、【第二のエムスリー】と市場では言われている。不動産は医療と同等に信用力が重要なビジネスであり、ソニーとZホールディングス(ヤフー)を大株主に持つ同社は、信用力は申し分無く、不動産テックの分野を有利に進めて行けると考えられる。
3. 同社の旧社名はソニー不動産であったが、2019年6月に現社名のSREホールディングスに商号変更を行った。不動産領域のテック企業から、リアルビジネスのバックボーンを持つAI企業に変貌を遂げており、【AI&コンサルティング事業の営業利益率は74%】と驚異的な利益率となっている。今後は、AI&コンサル事業を柱として、成長を遂げて行く可能性が高いと考えられる。
4. 同社ビジネスの魅力は、成長著しいAI事業を手掛けている事だけでなく、【驚異的な解約率の低さ】がポイントとなる。【直近12カ月間の平均解約率は0.5%】となっており、新規の契約を獲得すると、収益がほぼ積み上がる構造となっており、収益の安定性は極めて高い。
5. 同社の企業価値は、ビジネスの優位性から向上を続けており、2019年12月のマザーズ上場から2倍に上昇した。現在の700億円台後半の時価総額は、年率30%成長で4期先の利益水準を織り込む株価となっており、短期的には少々割高な水準まで買われている。一方で、米国の不動産テックの代表銘柄である、ジログループ [ティッカーコード Z] との比較で考えれば、【時価総額1,170億円(株価7,662円)】程度までの上昇余地は、1年以内にあると考えている。
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