底値圏に滞留する日数は長くはない。 荒野浩の『テクニカル・ルームから』
配信日:2016/09/17 09:23
留日数は最長でも7日
1週(5日)線と1か月(20日)線がデッド
クロス(DC)状態でかつ日々の終値が5日線を
下回っている時、即ち 20日>5日>終値 と
逆順に並んだ時を前に「底値圏」としました。日
銀がマイナス金利の導入決定をした2月以降、こ
の逆順に3日以上続けて並んだ時を列挙しました。
底値圏に滞留する日数は3~7日で、最長でも7
日です。ここでいうところの「底値圏」に突入し
た場合は新規の売りは控え、イベント通過後の株
価反発に備える時だと思われます。
底値圏 日数 安値 平均
2/09~12 3日 2/12 15,583円
4/01~11 7 4/06 15,865
6/09~17 7 6/16 16,014
6/24~28 3 6/24 15,194
7/06~08 3 7/08 15,254
9/15~16 2 16,462
イベント通過で来週中には下値にめど
英国のEU離脱決定で記録した6月下旬とそ
のダメ押しであった7月安値時の底入れ価格は
15,200円前後でしたが、8月安値は8/03
(16,083円)、8/26(16,360円)
と底上げしてきています。
「底値圏」は9/15からで来週に持ち越さ
れそうですが、底値切り上げ型の展開からはこ
こからの下落余地は限定的と考えます。空売り
比率(5日MA)も42.6%と高い水準まで上
昇してきており、そろそろ株価が転換するタイ
ミングを示唆していることになります。
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