《東洋経済ONLINEでコラム掲載中》1000%の損失と10%の利益
おはようございます、松下です。
2004年12月から12年以上、
投資を教えてきて不思議に思うことがあります。
それは、利益を上げていない人が、
根拠もなく途方もない利益を夢見ていて、
堅実な利益をバカにしているという
おかしな空気です。
さじづめ、いつか資金を100倍に
増やすことを夢見ながら、
資金はどんどん減っていき、
10%の利益をバカにする様子です。
これって、どちらが勝っているのでしょうか?
もちろん、堅実に10%の利益を上げた投資家です。
しかし、人は投資と聞いただけで、
年間資金が倍になったり、
時には資金が10倍になったりする世界を
想像するようです。
そんなものは普通は実現できません。
リスクを取り、相場環境に恵まれた時には、
年間で2倍、3倍、10倍になることもありますが、
常にリスクをコントロールしながら、
しかも狙ってそれを行うことはまずできません。
だから最初は、資金を管理し、必ず増やす。
次に、徐々にリスクを拡大し、
年利5%、10%と上を目指す。
これが正しい投資です。
それは株式投資もFXも同じです。
何も知らない人が、
突然株式投資やFXで資金を2倍、3倍、100倍と
増やせるものではありません。
それが投資だと間違えないようにしてください。
17年前に私が投資を始めた時教えられたのは、
「投資とは資金を守り、増やすものだ」というものでした。
それは今も変わりません。
根拠もなく資金100倍を夢見るのではなく、
リスクと資金を管理して年間10%の利益を上げてください。
それが実現できた時、本当の投資の力に気づき、
次のステップが始まります。
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よろしいですか?