【マーケット解説】 欧米株式市場はまちまち、5年物ブレークイーブンインフレ率は2.47%と上昇
2021年6月9日(水曜)寄稿 ⇒本稿の賞味期限は6月11日 13:00までです。
■金融市場の最大の関心事は欧米のインフレ、G7税制改革も焦点
■暗号資産業界の最大の関心事は米中の規制、ビットコイン法定通貨も焦点
昨日に続き、欧米の株式市場はまちまちとなった。高値圏ではボラティリティが低下し、値動きが極端に乏しくなっているが、これは上昇相場の典型例となる。米国株価指数S&P500のオプションを元に算出した、株価の変動を示すVIX指数は17.07と心理的節目となる20を下回っている状態。
米国の中小企業の指数であるラッセル2000が前日比プラス1.06%と買いが集まった。最高値圏にあるドイツDAXも前日比マイナス0.23%と昨日に続いて調整となったが、まだ強気相場を保っているといえよう。(画像参照)
[ソース] Trading View DAX 日足チャート
NY原油は月曜に一旦崩れたが、上昇トレンドを維持しながら前日比プラス1.3%。米国10年債利回りは1.53%へとさらに低下し、一方でゴールドは1,900ドル台を守れず1,890ドル台へと低下した。天然ガスは堅調地合い。為替は特筆すべきことなし。米国の4月の貿易赤字は、過去最高だった3月の750億ドルのギャップから689億ドルに縮小した。
暗号資産市場は、24時間比では動きがないように見えるが日本時間の深夜0時を中心に、その時間までは軟調姿勢、その後は反発となっている。価格水準は31,000ドル台→33,000ドル台である。
今週は各国とも今週のCPIの発表に注目が集まる。こちらは5年物の市場が予想する期待インフレ率BEI(Break Even Inflation rate)です。
5-Year Breakeven Inflation Rate (T5YIE)
【トレード妙味のある銘柄】
DAX
NY原油
【マーケット解説について知ってもらいたいこと】
・プロトレーダーに焦点を当てた市況の解説
・金融市場を俯瞰しての暗号資産のポジショニング
提供する内容はこの2点で、以下のポイントを考慮して下さい。
これは自分自身で考えないといけません。
①材料が一過性のものなのか
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※トレーダーは何をトレードしてもよいので、ホットかつ妙味のある商品を対象としてもよいし、暗号資産に妙味がなければ無視をしてもよい。
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トレーダーは市場原理を知らなくても勝てる人は勝てる。トレードに直結しないマーケット解説や市場分析のみのレポートと当コンテンツとは趣旨が異なるはずですが、表面的には一般的な市況と変わらないのはやむなしと存じます。
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