【マーケット解説】米国10年債利回りは1.5%割れ、5月米CPIが前年同月比で5%上昇
2021年6月11日(金曜)寄稿 ⇒本稿の賞味期限は6月13日 13:00までです。
■金融市場の最大の関心事は欧米のインフレ
■暗号資産業界の最大の関心事は米中の規制(エルサルバドルがBTCを法定通貨にすることに対する規制修正)
主要な米国株価指数はプラスで終了。ナスダック100が前日比プラス1.05%、フィラデルフィア半導体指数が前日比プラス1.19%となった。S&P500の上げ幅は目立たないが最高値を更新中となった。米国の5月消費者物価指数は前年同月比で5%上昇となり、これは2008年8月以来の大きさとなる。ただし、これは基準となる1年前が低い水準だったというベース効果も含まれる。
欧州はまちまちで、米国10年債利回りは続落となり1.5%を割れて1.44%へと低下した。ゴールドは反発し1,900ドル近傍に浮上。ドイツDAXは前日比マイナス0.06%と冴えない動きながら、最高値圏への戻りを目指す。
[ソース] Trading View 米国10年債利回り日足
恐怖度合いを示すVIX指数は下落となり16.10ポイントとなった。NY原油は70ドル台乗せ。為替は水曜のポンドがやや軟調だったが小幅に戻りをみせた。天然ガス市場は堅調地合いを維持。チャートでは3~4ヶ月の周期で高値に達しているといったところか。
[ソース] Trading View 天然ガス日足
暗号資産市場は24時間比で全体的に軟調。ビットコインの下落率が最も抑えられている。
【トレード妙味のある銘柄】
DAX
NY原油
【マーケット解説について知ってもらいたいこと】
・プロトレーダーに焦点を当てた市況の解説
・金融市場を俯瞰しての暗号資産のポジショニング
提供する内容はこの2点で、以下のポイントを考慮して下さい。
これは自分自身で考えないといけません。
①材料が一過性のものなのか
②価格へのインパクトが継続するものなのか
当コンテンツの差異性:金融市場を俯瞰して暗号資産の市況解説をする
差異性とは他の市場解説やマーケット市況と当コンテンツとの違いになります。
※トレーダーは何をトレードしてもよいので、ホットかつ妙味のある商品を対象としてもよいし、暗号資産に妙味がなければ無視をしてもよい。
トレーダーとしての心構え
・「物事が起こってからの解説」は知るだけでよい。予測の力量はトレードの成績に直結しない
・「今、目の前で起きている」マーケットの動きは説明できない
・方向性がわからなくても儲けることは可能
・アナリスト/ストラテジストが「上がる」との説明に対して、戻りや調整局面の利用が可能
・初動は孤独であり、しかし大波には乗るべし
トレーダーは市場原理を知らなくても勝てる人は勝てる。トレードに直結しないマーケット解説や市場分析のみのレポートと当コンテンツとは趣旨が異なるはずですが、表面的には一般的な市況と変わらないのはやむなしと存じます。
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