『カーブフィッティング』に対する考え方
『カーブフィッティング(=過剰最適化)は良くない』
これは、EAの業界では、
「当然そうである」ものとして、
長年唱えられてきている言葉ではないかな、と思います。
また、中には、
「PFが高い」=「カーブフィッティングだからフォワードの成績は期待できない」
と、両者を『同義のもの』として捉えてしまっている方も、いらっしゃるのではないかと思います。
しかしながら、
「PFの高さ」と「カーブフィッティング」とは、
『同義(=同一)のもの』なのでしょうか。
実際のところ、これまで、
「カーブフィッティングではない」と思われた『PFの低めのEA』が、
その後のフォワードでも右肩上がりを維持できていたかどうか?
と問われると、残念ながら、ほとんどのEAは、
実際には『右肩上がりを維持できてはいない』というのが、
現実のところなのではないかと思います。
このことからわかるのは、
結局のところ、
『フォワードの成績』というのは、
「バックテストでのPFが高いか、低いか」は、実は、ほとんど関係がなくて、
単純に、
『そのEAのロジックに、優位性があるのかどうか』
これだけによって決まる。
実は、そういうことなのではないだろうか、
と、当方では考えています。
すなわち、
「EAの根底にあるロジックに優位性がある」のであれば、
バックテストが低PFであろうと、高PFであろうと、
フォワード運用では、当然のように好成績となる。
そして、
ロジックに『圧倒的な優位性』があるような場合には、
当然、バックテストでは高PFになりやすく、
また、フォワードにおいても同様に高PFになりやすいはずである、
という考え方となります。
これがもし、
「もともと優位性のないロジック」を、
無理やりに高いPFに仕上げてしまっていたりすると、
それはまさに「単なるカーブフィッティングしただけのEA」となってしまい、
『優位性のかけらもないEA』というものになってしまうものと思います。
(※このようなEAは、フォワードで、すぐに右肩下がりになるものと思います)
この意味において、
例えば、当方の出品しております【高PFのEAシリーズ】である、
final_maxシリーズ については、現在、下記のような実績となっております。
(1)『EA_final_max_Revolution』⇒(バックテスト:PF∞、フォワード実績:PF∞)
(2)『EA_final_max_Revo_turbo』⇒(バックテスト:PF5.25、フォワード実績:PF3.78)
(3)『EA_final_max_ED』⇒(バックテスト:PF1.95(初期VerはPF7.0)、フォワード実績:PF3.51)
(※フォワード実績は、【2017/8/25現在の実績】となります)
上記の通り、これらのEAは、長期バックテストでも高いPFを実現しており、
かつ、一定期間のフォワードテストでも、同様に高いPFを維持できております。
(※詳細なパフォーマンスについては、下記の各EAの販売ページをご覧ください)
<ねこ博士の出品EA 一覧>
https://fx-on.com/user/?i=1962&t=2
このような、
【バックテスト実績とフォワード実績との類似性】は、
「そのロジックに優位性がある」ということを示唆しており、
「今後のEA稼働においても、同様の結果を期待できる可能性が高い」
と、判断できるのではないだろうか、と感じております。
(もちろん、未来永劫、機能するのかどうかは全くわかりませんが、少なくとも、
EAの寿命までの期間は、収益を積み重ねていってくれるであろう、と考えております)
結論としましては、
「PFが高いかどうか」と「カーブフィッティングかどうか」は、
必ずしも一致するものではなく、
フォワード期間での成績が極端に悪くなってしまうのは、
『ロジックに優位性のない、まさしく単にカーブフィットさせただけのEA』である。
そして、
「ロジックそのものに優位性があるEA」については、
バックテストでのPFが当然に高くなりやすく、
そして、その優位性ゆえに、
フォワードでも、同様の成績(=高いPF)を維持していける可能性が高いのではないだろうか。
当方では、このように考えております。m(_ _)m
※上記は、あくまでも筆者の個人的な考えであり、
その正当性・正確性を保証するものではないことを付記いたします。
ねこ博士
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