日本株 需給 海外投資家の売りが大きい

（運用会社にいた時の思い出）

日本で最大級の企業年金に運用報告に行ったとき、グラフのWTIに興味を持ったようで、「WTIって何ですか？」と聞かれました。そこで、オクラホマ州クッシングの貯蔵ハブに現物があることや、原油といっても、世界にいろいろあり、油種、消費地への距離などによって価格が変わること、日本は8割程度が中東諸国からの輸入であること、その値決めの仕方、果てはタンカーの種類(dirty tanker）の話にまでなり、結局、予定されていた1時間のうち、45分くらいは原油の話になりました。なので、運用説明はほとんどできませんでした。

帰りに、こんなことなら、あんなに時間をかけて運用説明の準備をしていくことはなかったなぁ！と苦笑い。

で、今日発表になった日本株需給。
現物　投資部門別売買状況 | 日本取引所グループ
先物　投資部門別取引状況 | 日本取引所グループ

7月2日に終わる週では、海外投資家と生損保が売り、他は全面的に買い。

海外投資家　▲5,808.3億円、個人は＋2,295.5億円。

相場はこうした動きに沿っている。