米国 雇用統計(7月)レビュー
経済情報
私の米国雇用統計(7月)予想は完敗。
4月くらいから、非農業部門雇用者数を予想するのに、失業保険継続受給者数を重視すべきと方針を変えていたが、それなら予想値は+940千人でほぼ当たっていたことになる(前回のレポート参照)。
それを、以前の通り新規失業保険請求件数で推計したことが間違いだった。
それはともかく、FRBは非農業部門雇用者数が新型コロナ感染拡大前の水準(2020年2月=15,252万人)に戻るまで、政策金利は変えないと明言しているが、今回の雇用統計発表で、7月の雇用者数が14,682万人で、6月が前月比+93.8万人、7月が前月比+94.3万人となったが、この調子で毎月90万人増加していけば、来年2月には15,312万人になる。
まぁ、そんなことはありえないが、市場は、来年早々の利上げも多少気にし始めたようだ。勿論、ごく多少である。FFレート先物から予想する利上げの確率は次のとおり。
CMEの FedWatch ツール: FOMCへカウントダウン
市場が、利上げを意識し始めた理由はもう一つある。
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