川崎ドルえもん流 為替天気予報|第25回 2021年8月23日~編
FXにおいて時間的要素を重要視している川崎ドルえもんさんの当連載。「為替天気予報」として、統計的アプローチからの具体的なトレード戦略を教えていただきます。
川崎ドルえもんさんプロフィール
かわさき・どるえもん。裁量トレードに限界を感じたことから、できるだけ精神的負担なく、楽して儲けられるシステムトレードの手法を模索。さまざまなシミュレーションを経て、グルグルトレインを完成。
ブログ: 川崎ドルえもんのFXブログ
Twitter: https://twitter.com/kawasakidoruemo
【目次】
- 月足天気予報(月足/クロス円/豪ドル関連)
- 週足天気予報(8月23日~27日/8月30日~9月3日)
- 日足天気予報(8月23日/24日/25日/26日/27日/30日/31日/9月1日/2日/3日)
こんにちは!川崎ドルえもんです。
今回は、8月23日~9月3日までの為替の傾向を紹介していきましょう!
為替天気予報は、過去の為替相場からデータを取って、その月日のアノマリーを算出したものになります。
1.月足天気予報
まずは月足の傾向を紹介していきましょう!
下の表は各通貨ペアの月足を2000年から数えたものになります。
抽出したクロス円月足の8月の欄を見てみると、ドル円とポンド円の陰線回数が過去21年間中15回、ユーロ円と豪ドル円は16回、NZドル円とカナダドル円は14回と、ほとんどのクロス円で陰線になった回数が多くなっています。
このことから8月は円高になりやすい傾向・アノマリーがあることが分かります。
また、豪ドルに関する通貨ペアを見てみると、8月は豪ドル米ドルと豪ドルカナダドルの陰線回数が15回、豪ドルが決済通貨になっているユーロ豪ドルの陽線回数が16回と多くなっています。
このことから8月は、豪ドルが売られやすい傾向アノマリーがあることが分かります。
2.週足天気予報
それでは、次に週足のデータを見ていきましょう。
下の表は、過去の8月23日から8月27日までの週足から陽線確率を算出したものになります。
見てみると、NZドル円とNZドルスイスフランの陽線確率が33%、NZドル米ドルは34%と低く、NZドルが決済通貨になっているポンドNZドルは76%と高くなっています。
このことから8月の第4週は、わずかにNZドルが売られやすい傾向・アノマリーがあることが分かります。
次に8月30日からの週足統計データ(※購入者公開部分に掲出)を見てみましょう。
よろしいですか?