川崎ドルえもん流 為替天気予報|第29回 2021年10月18日~編
FXにおいて時間的要素を重要視している川崎ドルえもんさんの当連載。「為替天気予報」として、統計的アプローチからの具体的なトレード戦略を教えていただきます。
川崎ドルえもんさんプロフィール
かわさき・どるえもん。裁量トレードに限界を感じたことから、できるだけ精神的負担なく、楽して儲けられるシステムトレードの手法を模索。さまざまなシミュレーションを経て、グルグルトレインを完成。
ブログ: 川崎ドルえもんのFXブログ
Twitter: https://twitter.com/kawasakidoruemo
【目次】
- 月足天気予報(31通貨ペア/豪ドル関連の通貨ペア)
- 週足天気予報(10月18日~22日/10月25日~29日)
- 日足天気予報(10月18日/19日/20日/21日/22日/10月25日/26日/27日/28日/29日)
こんにちは!川崎ドルえもんです。
為替天気予報とは、過去の為替相場からデータを取り、その月日にどういった傾向があったのかアノマリーを算出した統計データになります。
今回は10月18日~10月29日までの為替の傾向を紹介していきます。
1.月足天気予報
まずは、10月の月足の傾向・アノマリーを見ていきましょう。
下の表は、全31通貨ペアの月足を2001年から数えたものになります。
これだと見づらいので、下表のように豪ドルに関する通貨ペアだけを抜粋してみましょう。
豪ドルに関する通貨ペアの月足の回数を見てみると、10月は豪ドル円と豪ドル米ドルと豪ドルカナダドルの陽線回数が過去20年間中14回、豪ドルスイスフランは15回と、陽線になった回数が多くなっています。
20回中14回ということは70%の確率で、20回中15回は75%の確率で過去に陽線が付いていたことになります。
このことから、10月は豪ドルが買われやすい傾向・アノマリーがあることが分かります。
2.週足天気予報
それでは、次に週足の統計データを見ていきましょう。
下の表は、過去20年間の10月18日~22日のあいだの週足を数えて陽線確率を算出したデータになります。
見てみると、カナダドルに関する通貨ペアであるカナダドル円の陽線確率が34%、カナダドルスイスフランは35%と低く、カナダドルが決済通貨になっているポンドカナダドルと豪ドルカナダドルは71%と高くなっています。
このことから、10月の第4週はわずかにカナダドルが売られやすい傾向・アノマリーがあることが分かります。
次に10月第5週の週足統計データですが、下のように目立った傾向・アノマリーが出ていませんでした。日足統計データに期待しましょう!
3.日足天気予報
続いては10月18日から10月29日までの日足統計データを見ていきましょう。
下のデータ(※購入者公開部分に掲出)は、各年の10月18日の日足を過去20年間数えて、陽線確率を算出したものになります。
よろしいですか?