《東洋経済ONLINEでコラム掲載中》100%の再現性でした。
おはようございます、松下です。
衆議院選挙明けの金融市場は、
円安・株高でのスタートとなりました。
先週までの値動きが、いずれも
円安・株高のトレンドを形成していましたので、
そのトレンドを強化し、ボラティリティが拡大しています。
政治的な大きなイベントを迎え、
ボラティリティが上がることにより、
リスクが拡大する時間帯でしたが、
リスクを取った投資家は、それに見合った
利益の拡大を迎える嬉しい朝ですね。
日経平均株価は先週末まで、
56年ぶりの14連騰を形成し、
このまま行けば本日終値で15連騰になりそうです。
アップトレンドが強いことは良いことなのですが、
徐々に過熱感が気になってくる時間帯ですので、
ただ気を大きくするだけではなく、
下落開始時の行動も具体的に準備しておきましょう。
昨日は、まこと投資スクール
株式とFXの売買技術修得コースの開催日でした。
台風が近づく悪天候の中でしたが、
生徒は皆熱心に受講していました。
このコースでは、途中にサイクル論の
解説を行います。
昨日も株式コースの中で、
直近の日経平均株価のプライマリーサイクルを
実際に目の前で確認し、検証してみせました。
その結果何と、
直近の日経平均株価のプライマリーサイクルは、
19週のサイクルが3個と、20週のサイクルが1個、
わずか1週間の差の中に、直近4個のプライマリーサイクルが
収まっていました。
これはほとんど誤差のないサイクルの再現であり、
直近4個のサイクルに限って見れば。
100%の再現性ということになります。
その中には、昨年の英国EU離脱決定後の暴落や、
米国大統領選挙でトランプ大統領決定後の暴落の
安値も含まれています。
昨年2016年は、サイクルトレーダーにとって、
儲かった1年だったことでしょう。
メリマン氏が、私が読んだ教科書
「相場サイクルの基本 メリマンサイクル論」を書いたのは、
今から30年以上も前のことであり、その中に、
「金融市場には平均18週のプライマリーサイクルが存在する」
という記載があります。
昨日生徒にも教えましたが、
サイクル論は、過去の膨大な価格変動データの
統計学により生み出された理論です。
30年以上前に米国で提唱された理論が、
30年後の日本の株価指数において、
わずか4個のサイクルとはいえ、
100%の再現性を持って繰り返されています。
市場には、まだまだ私たちの知らないことが
たくさんあります。
これだけは言えるのですが、
未知や無知は損失につながります。
忘れないでください。
無知なまま、この先何年も
利益を上げられるなんて、
そんな甘い話はありません。
私はそんな風に考え、
16年間学び続け、
13年間教え続けています。
あなたも、今日何かの知識を増やしてください。
そうすれば利益の可能性が高くなります。
よろしいですか?