《東洋経済ONLINEでコラム掲載中》利益を生む脳の使い方
おはようございます、松下です。
投資で利益を上げていくために、
最も重要な器官は「脳」です。
多くの投資家が悩む、
メンタルや感情の揺れとは、
脳からの生体内物質の分泌に他なりません。
16年間私は非常に残念な投資家を、
たくさん見てきました。
その残念な投資家とは、
「それは知っている、分かっている」
という発言をする投資家です。
私たちが何かを知る、理解する、
というのは一朝一夕に成せるものではありません。
私は剣道と軟式テニスを10年間続けました。
製薬会社での営業職も10年勤めました。
それでも、それらの何たるかが
分かったとは、とても思えません。
そういえば、ゴルフも10年やりましたが、
ゴルフは止めた後になって、少しだけ
その何たるかに気づきました。
話を戻して、
「移動平均線は知っている。」
「ダウ理論は分かっている。」
こんな言葉を使う投資家は、
驚くほどたくさんいます。
私は、16年経っても、
移動平均線についても、
ダウ理論についても、
まだまだ十分にその力を引き出せません。
それだけ、両者は奥が深く、
まだまだ未知の部分があります。
この「分かっている」、「知っている」、
という言葉と意識は非常に危険です。
なぜならこの言葉を使い、
意識を持つと、脳が成長を止めるからです。
私たちが、何かを疑問に思い、
一生懸命に考えている時、
物理的に脳の神経細胞が伸びていることを
知っていますか?
脳は刺激することにより、
神経細胞を活性化させ、
脳細胞が伸びていきます。
しかし、「知っている」、「分かっている」と
言ってしまえば、脳は伸びることを止めます。
そして文字通り退化していきます。
時折、セミナー会場で、
「先生、投資はボケ防止に一番です。」
と笑って話してくれる
年配の方がいらっしゃいますが、
これも事実です。
投資で脳を一生懸命刺激しますので、
脳細胞が活性化され、退化を止め、
成長しようとするのです。
「知っている」「分かっている」という言葉と
意識は非常に残念です。
こういう人は、数年後に市場から
いなくなっていることが多いです。
利益を上げるために脳を生かすためには、
「どうして○○だろう?」
「どうすれば○○が分かるだろう?」
「どうすれば○○できるだろう?」
と疑問を持ち、脳に課題を与えて上げるのです。
そうすると、脳は働き始めます。
刺激を受けて、光り輝いて、
神経細胞を伸ばし始めます。
こうして1年、5年、10年と、
脳の刺激を続ければ、
利益を上げ続けられます。
そして元気。
脳をうまく使ってください。
脳は私たちの大切な一生のパートナーです。(笑)
よろしいですか?