米国の成長率も減速 株価への影響は?
経済情報
9月の米国の鉱工業生産と小売売上高が発表になった。
両者から、7-9月期の実質GDP前期比成長率(年率)を推計すると、2.86%となる。
しかし、9月単月の3か月前比成長率(年率)の推計値は1.03%と急低下している。
中国は中国の事情で、7-9月期の実質GDP前期比成長率(年率)は0.8%と急低下したが、米国も経済成長は軟化している。
米国の成長軟化の背景は、
(1)コロナ対策で現金等バラマキがなくなったこと。
(2)世界的な半導体不足が続く中、自動車生産が落ち込んだ。
(3)8月末に南部を襲ったハリケーン「アイダ」の悪影響=鉱山の操業が阻害された
問題は、半導体不足の改善の見込みが立たないこと、労働力不足も続いていることで、これからも製造業活動は圧迫され続けるだろう。
コロナ対策の現金等バラマキがなくなったことで、所得は落ちている。それでも、人手不足もあって、上昇トレンドは続きそうだ。
以上のように、今後も成長は停滞しそうだが、株価への影響はどうだろうか?
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