仮想通貨のリスクを考える
仮想通貨のリスクについてここではご紹介したいと思います。
みなさんがビットコインをはじめとした仮想通貨のリスクについては、これまでのニュースである程度の危機感を持っていると思います。
現在1000種類以上ある仮想通貨のうちの中で90%以上は詐欺だと言われています。
なぜ「仮想通貨」が怪しいと言われるのでしょうか?
【取引所が破綻したこと】
それは日本を拠点としていたマウントゴックスという世界最大のビットコインの取引所が2013年2月に破綻をしたことが最も有名でしょう。
この事件によって、「ビットコイン=怪しい・危ない」というイメージが日本人に根付いてしまいました。ですが、それは仮想通貨について詳しくない人がほとんどそう考えていることだと思います。
マウントゴックスという聞いた事も無いような名前で、ビットコインを世界最大規模で囲っていて、そのビットコインがどこかに消えた!
っていうんですから、「ビットコイン=消滅!危ない!」と捉えるのも無理はありません。
【ビットコインが盗まれる理由】
しかし、もう少し本質的な部分を見てみる必要があります。
マウントゴックスという会社は、仮想通貨の世界では「取引所」と呼ばれる分類で、現金(円やドル)をビットコインと交換するところです。
FX証券会社や銀行の為替両替をするところと同じ感じです。
現実世界に例えると、マウントゴックスの破綻は、銀行に強盗が入って、銀行が破綻したイメージとなります。
この点が重要になります。
大手銀行に強盗が入って、その銀行が潰れてしまっても、「日本円危ない!」という人は、いませんよね?
マウントゴックスが破綻したから、ビットコイン危ない! というのは、それと同じ事を示しています。
ビットコインのシステムの外で起きた事とでもいいましょうか。
そもそも逆の発想になりますが、
そもそもなぜハッカーがビットコインを盗むか考えてみてください。
強盗というのは、当たり前の話ですが、「価値のあるもの」を盗みます。
マウントゴックス事件の犯人もおそらくマウントゴックス社から大量のビットコインが盗まれたら、マウントゴックス社が破綻する事や、それに伴ってビットコインの信頼性に悪い噂が飛び交う事は予測ができていたでしょう。
それにも関わらず、ビットコインを盗む。
ということは、マウントゴックス社が破綻しようが、一時的にビットコインに悪い噂がでようが、「ビットコインには価値がある」とハッカーが判断してるから盗むのでしょう。
【投資の心構え】
私が投資を行うにあたりまずアドバイスしたいのが少なからずその投資対象について勉強する必要があるということです。
実際詐欺通貨が出回って、いろいろとよくわからない通貨を買ってしまったという声を聞きます。
ほとんどの人は勉強して納得して買ったのではなくて、人から勧められて買った人が多いのではないでしょうか?
そういったものって、損したらすごく後悔しますよね。
通常投資はリスクが伴います。
それはどの投資でも一緒なのです。投資だけでなく人生自体がリスクがつきものなのです。
自分で投資対象について勉強して、可能性を見出し、リスクを把握して投資する。
これが本来のあるべき投資の姿だと言えます。
よろしいですか?