《東洋経済ONLINEでコラム掲載中》心身とお金の健康に良い中毒?
おはようございます、松下です。
今日のタイトルは、
意味不明だと思います。
心身に良い中毒など、
聞いたことがありませんし、
想像もつかないと思います。
その中毒とは、
「過去検証」の中毒です。
過去検証といっても、
多くの人が想像する、
自動売買プログラムを使って行う、
ボタン1つ押したらトレード成績が
算出されるような検証ではありません。
地道に手を使って、
1つ1つの売買履歴を打ち込む
過去検証です。
実は一昨日から、FX市場のある売買ルールの
振り返りのために、久しぶりに過去検証を行っています。
最近は、書籍の執筆作業や他の仕事が忙しく、
過去検証を行う時間がありませんでした。
久しぶりに手掛けた過去検証ですが、
始めると止まりません。
早く次の売買、早く次の通貨ペアの
結果が知りたくて、次から次へと
検証したくなります。
この時、自ずと集中力が高くなります。
まさしくその様子は中毒のようです。(笑)
まこと投資スクールのトレード研究会には、
現在5名の参加者がいますが、いずれも最初は
過去検証のやり方など知らず、研究会の中で
徐々にそのやり方を覚えていきます。
ちなみにこの「松下流過去検証」ですが、
誰かに教えてもらったものではなく、
私自身で独学で身に着けたものです。
専用の検証用エクセルシートも
開発しました。
研究会に参加したメンバーも、
過去検証のやり方を覚え、
リズムに乗ってくると、
過去検証が止まらなくなります。
こうして次の中毒者が生まれます。(笑)
過去検証が心身に良いというのは、
当然過去検証を行っていますので、
無駄な売買で資金を減らすことがありません。
ひたすら「イケる」と思うまで、
過去検証を続けますので、
成功や利益の確率が高くなります。
また、この作業に入ると、
自ずと集中しますので、
集中力が養われます。
数年前に気づいたことですが、
過去検証の作業はものすごい単純作業ですので、
作業の途中にα波が出ているようです。
ですから過去検証を行っていると、
次々と新しいトレードアイディアを閃きます。
しかし注意しなければいけないのは、
すぐに閃いたアイディアでの検証に移らないこと。
最低でも、その時に行っている過去検証を
一通り終えて何らかの結論を出してから、
その閃いたアイディアを検証するようにします。
全ての検証データは、自分の手で価格をチャートから
読み取り、PCのキーボードで1つ1つ手入力しますので、
脳と手の細胞がフル稼働します。
特に手先の神経は、脳への刺激が強いらしいので、
脳が元気になり、いつも話すようにボケ防止に
ぴったりです。
1つのトレードアイディアの検証には、
過去数年から数十年、数十銘柄の検証が
必要となりますので、最低でも1か月くらいの
時間を要します。
1か月かけて検証しても、結果が思わしくなければ、
修正アイディアをルールに反映させ、
再度新しいルールで同じ期間、同じ銘柄の
検証を続けます。
こうして、何回も何かも検証を続けることで、
利益を上げるルールに辿り着くのです。
「利益を上げるトレードルール」と聞くと、
特殊な才能と秘密の理論や手法で作られていると
思うかもしれませんが、単に血のにじむような
時間の作業の結果作られているに過ぎません。
過去検証の作業は、資金の無駄遣いを防ぎ、
利益の可能性を上げ、集中力を養い、
新しいアイディアの閃きを生み、
脳と指先の健康につながる中毒の作業です。
興味のある人は、ぜひその方法を
模索してみてください。
私が過去検証について本当に深く教えているのは、
トレード研究会だけです。
まこと投資スクールトレード研究会
http://www.dreamworks.co.jp/tradelabo/
そうそう、1つだけ過去検証の中毒で、
注意しなければいけないことがあります。
それはあまりにも集中しすぎて徹夜してしまうこと。
さすがにこれは健康を害しますので、
過去検証にのめり込み過ぎての徹夜は厳禁です。(笑)
よろしいですか?