《東洋経済ONLINEでコラム掲載中》移動平均線の誤解
おはようございます、松下です。
長く投資の世界にいると、
何度も聞くフレーズがあります。
その1つが、
「○○では儲からない」
というものです。
例えば、
「移動平均線では儲からない」
と言う人が、あとからあとから出てきます。
移動平均線がRSIに変わったり、
サイクル論に変わったり、
全ての指標や理論が対象となって、
言われ続けます。
しかしこれらの指標や理論は、
歴史の長いものは100年以上も
市場で使い続けられて、
様々な手法や技術が開発されて、
利益を上げ続けている人がいます。
果たしてこれらは有効なのでしょうか、
それとも効果がないのでしょうか?
この質問の答えは、
前にも書いたように、
これらの指標や理論の歴史を
振り返れば明らかです。
100年以上市場で使い続けられている
指標や理論は間違いなく有効です。
そうでなければ、それだけ市場で
使い続けられることはありません。
「○○では儲からない」
という人の多くは、投資を始めて数年程度、
移動平均線を1年とか2年くらい観察や検証
したからといって、何も分かっていないのです。
私は15年以上の間、様々な指標や理論を学び、
あるものは実践し、またあるものは検証し、
様々な角度と期間で、その効果を見てきましたが、
いずれも有効です。
だから私はいつも、
「全ての指標、全ての理論で利益を上げることができる。」
と言います。
ただその理解と実践に、
微妙なバランスが存在し、
評価にはある程度の時間が
必要なのです。
「移動平均線では儲からない」
という言葉は、自分の無能を
さらけ出しているような言葉です。
そうではなくて、
「どうすれば移動平均線で儲けられるのか?」」
と課題や問題意識を持って、
脳と手を使ってください。
そうすれば、その指標があなたに
利益をもたらしてくれます。
あなたの一生の利益は、
何らかの指標や理論が連れてきます。
早くそんな指標や理論に出会ってください。
よろしいですか?