異常に弱い経済の中で持ちこたえている日本株
株式
日本経済が米国など外国に比べ、その回復力が異常に弱い中で、株価が持ちこたえているのはなぜか?
株価は業績(EPS)とPERで決まる。通常は、経済が軟調⇒企業業績も軟調 だが、日本企業はそういうことはない。
業績は好調だ。
理由は簡単だ。海外進出した企業の海外子会社の業績が良好で、連結決算が良好なことだ。代表はトヨタだ。今や、日本企業の業績はグローバル経済で決まる。
であれば、米国株と同様のパフォーマンスになるのだろうか?
残念ながらそうはいかない。米国企業の業績は、テクノロジー企業がけん引しているからだ。そのテクノロジー企業はGoogleにしろMicrosoftにしろ時価総額が大きい。つまり、時価総額加重型指数はそうした企業の影響を大きく受けるので、日本株の業績よりさらに好調になる。
日米株のPERも業種構成ゆえに、米国の方が高くなりがちだ。
それに、グローバル経済と言っても、日本企業は中国経済の影響を米国企業より、より受ける。日本株にとって、中国株との連動性が高くなる。
次のとおりである。
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