FRBの「テーパリング加速」で相場はどう動くか?
経済情報
参考 FRBの「テーパリング加速」で何が起きるか: 日本経済新聞
FOMCで相場が大きく動いたり、相場が転換することがある。
メディアはインフレ動向や、FRBの政策、今なら、テーパリングや利上げが興味の的だ。
ところが、こうしたことが、株価、債券、為替相場にどう影響するかについての解説は多くない。
以前、私が、運用会社に勤務していたころ、営業の人から「米国には多くの統計があるのに、何故、雇用統計だけがそんなに注目されるのですか?」と、ボソっと聞かれたことがある。今更聞けないというやつだ。
びっくりしたことに、有名なエコノミストも分かっていなかった。某雑誌で、某エコノミストが「何故、雇用統計が注目されるのか」ということについて書いていたが、ピント外れなことを長々と書いていた。これじゃ営業マンも納得できない。確かに、経済のテキストには書いていないので、経済を勉強しても分かりにくいのかもしれない。
前置きはこのくらいにして、今、テーパリング加速が話題になっているが、それで、相場がどう動くのか基本感が、イマイチ情報が少ないようだ。当たり前すぎて解説の必要もないということだろう。自明と言うか、それは各自で考えてくれと言うことか?しかし、それがないと、米国の金融政策の情報を得ても、役に立たないだろう。
相場は微妙である。一筋縄ではいかない。それでも、テーパリング加速が相場にどのように影響するか、今更聞けない基本感は以下のとおりである。
プロの投資家には当たり前のことなのだが、メディアに踊らされていると、そんな当たり前のことも考えていなかったりするので、念のため。
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