《東洋経済ONLINEでコラム掲載中》「値動きを切り取る」という意識
こんにちは、松下です。
投資で利益を上げるということは、
変動している値動きの中で、
一定部分を切り取って、その値幅の
利益をいただくことを意味しています。
つまり、これからあなたが利益を上げるためには、
値動きを切り取らなければいけません。
こんな風に売買を捉えたことがありますか?
もしこれから値動きを一定部分切り取ろうとするなら、
その対象となる値動きをしっかりと観察して、
事前に市場にどんな値動きがあるのかを、
知っておかなければいけません。
この目的のために、事前に過去の値動きを
観察しておくことを過去検証と言います。
過去検証を行うのは、
これから自分が切り取る値動きが、
どんなものかを確認するためです。
しかしほとんどの個人投資家は過去検証をしません。
これから価格が上がりそうな銘柄を予想や想像して、
未来に存在する知りもしない値動きを、
切り取ろうとしています。
いえ、そこには切り取るという意識はなく、
「上がって欲しい」という願望だけが存在します。
例え、買ってから本当に上がっても、
値動きを切り取る意識がありませんので、
まだまだ上がるだろう、どこまで上がるだろうと、
ワクワクそわそわするだけで的確な利食いができずに、
ダラダラと価格が下がった後で、慌てて利食いしてしまいます。
投資で利益を上げるということは、
これから起こる値動きを切り取ることです。
事前にどんな風に切り取るかを考えて、
売買に臨むようにしてみてください。
今よりもっと行動が単純になり、
利益も上がるようになります。
×
よろしいですか?