この1か月(11月)で起こった特別なこと ~荒野浩のテクニカル・ルームから 2017/12/4~
荒野浩の『テクニカル・ルームから』 2017年12月04日 07時33分
配信者:荒野 浩
高値追いは上旬まで
中・下旬は保ち合い相場
25年10か月ぶりの高値を記録しましたが、
月間でザラバベースで23,000円を超えたのは
1日のみで、22,000円を下回ったのも1日の
みでした。月中平均も22,525円で、22,000円
台を固めた月ということになります。
上下に振れた
騰落銘柄数の「変わらず」の数が今年最少を
記録しました。このことは株価が上下に振れ、
メリハリの利いた相場展開を意味しています。
結果として11月の日中値幅は272円と今年最大
になりました。株価が上下に振れ、高値波乱の
動きであったことになります。
高値波乱で大商い
株価が上下に振れたことを背景に売買代金は
1日平均3.22兆円と大きく膨らみました。3兆
円超えは株価が乱高下した13年4~5月以来のこ
とです。相場が落ち着きを取り戻すには商いの
鎮静化も必要になると思われます。
それなりに売り圧力は強かったが・・
売り圧力の強さを示す空売り比率は11月の平
均で40.1%と8月並み(40.6%)でそれなりに売
り圧力は強かったことになります。逆に言えば、
強い売り圧力にしては値持ちがよかったことに
なり、下値の固さを示していることになります。
大幅に上方修正されたが、
PERでは評価されず
9月決算期間中に日経平均株価ベースの1株
当たり利益は約100円上方修正されましたが、
11月の平均PERは10月とほぼ同一で、利益の
伸びを評価してのPERの拡大にはつながって
いません。
上記のような特色の11月でしたが、11月
の動きは一過性のものと考えるべきだと考えま
す。今月は年末でもあり、後半に向かって商い
は細り、動きも乏しくなっていくものと想定さ
れます。閑散・小動きの方向に向かうものと予
想され、中小型株が相対的には物色されるもの
と思われます。
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