米国 量的緩和の縮小・引き締めの株価への影響
株式
今回のFOMCで、利上げ幅や、スケジュール、ペース、FRBのバランスシートの縮小、その開始タイミングなどなど、柔軟性は残されているが、とにかく、利上げは行われ、バランスシートの縮小も行われることははっきりした。
今回のFOMCで多少のサプライズは、バランスシート縮小のタイミングが考えられていたより早まりそうなことだ。これを受けて、金利上昇、ドル高、株価下落が起きた。
excess money(経済が必要とするマネーの量を超えた分)を見てみる。
excess moneyは別名”カネ余り”だ。
これが大きければ、通常、株式投資に回るカネは増え、PERは押し上げられる。逆も真だ。
excess moneyには二つの計量方法がある。
(1)M2の前年同期比増加率-名目GDPの前年同期比増加率
M2は昨年12月まで、GDPは9月までのデータが発表されている。
(2)M2の前年同期比増加率-(鉱工業生産×生産者物価)の前年同期比増加率
M2、鉱工業生産と生産者物価GDPは昨年12月までのデータが発表されている。
で、量的緩和の縮小=資産購入の減額⇒3月初旬には資産購入を終える⇒利上げ開始⇒保有資産を減らす量的引き締め(QT(Quantitative Tightening)) を想定して、今後のexcess moneyを推量すると、
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