FXで世界初!?マネックス証券がAI(人工知能)を使ったサービスを2018年に開始
・FXにAI(人工知能)革命が起こる!?
マネックス証券が12月11日、急遽メディア向け説明会を実施した。なんでもAI(人工知能)を使った新たなサービスを開始するという。
しかも、そのサービスを共同開発したというのが『HEROZ』という、史上初めて現役プロ棋士、現役将棋名人に勝利したAIを開発したことでも有名な会社。まさしく世界最高峰のAI技術が投入されているというのだ。
発表会の様子。マネックス証券の松本社長(写真中央)の挨拶の後、HEROZ代表の林氏(写真左)、山本氏(写真右)が加わり座談会が行われた。ディープラーニングに代表されるAIの学習能力をうまく使うことで、活用方法は今後ますます高まるという。
・AIの力を借りて理想のトレーダーになれる『トレードカルテ』
では、そんなAIがどのようにFXに役立つのかというと、今回の発表会で明らかになった『トレードカルテFX』というサービスがそれだ。
このサービスはトレーディング技術の向上を支援してくれるというもので、過去のトレーディング実績を基に、売買タイミングや得意、不得意なチャートパターンなどの自分のトレードを分析してくれるという。
・AIが理想のトレードを教えてくれる
AIが「自分のトレードを分析してくれる」とはどうゆうことなのか。現状はまだ開発段階としながらも、具体的には下記のような分析を行ってくれるという。
①現状を確認
収益、取引枚数、勝率、レバレッジ、滞空時間、順張り傾向といった統計データを定量的に表示して予習、復習をサポートする。
②クセを把握
売買タイミングのズレや得意、不得意なチャートパターンを表示してくれる。
③可能性を提示
同様のスタイルでトレードした場合、より高い収益が見込める通貨ペアをシミュレートしてくれる。
④スタイルを確立
自身のトレードスタイルに合うスタイルを設定し、それに向けたロードマップを作成。スキルアップを目指せる。
マネックス証券の谷田氏よりAIを使った新サービス『トレードカルテFX』のサービス概要が説明された。「個性に合わせた効率的な成長をサポート」がコンセプトとなっており、個人トレーダーの強い味方となることは間違いなさそうだ。
・AIを使ってプロを超えろ
すでに一部のファンドなどでは、AIでの運用を行っているという噂もあるが、実際にそのAIがどのように使用されているかというのは実はよくわかっていない。
今回、マネックス証券がリリースする『トレードカルテ』もAIが自動で売買するというものではなく、あくまでもトレードをサポートしてくれるというサービスだ。
しかしながら、最先端AI技術の一遍が気軽に使えるというのは実に魅力的であることは間違いない。
『トレードカルテ』のサービス開始予定は2018年1月。このAIを使ってトレードの技術を磨けば、プロ棋士を負かしたよに、プロトレーダーを凌駕する成績を収めることも夢ではないはずだ。
このプロジェクトには約1年前から参加していたという、ひろぴー氏とおばらっち氏。実際のトレードの検証結果も発表された。ひろぴー氏も「かなり使えます」と自身のトレード分析にも役立つことを明言。おばらっち氏も「どういうトレーダーになりたいかという道しるべになる」と『トレードカルテ』に期待を寄せていた。
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