日本株 割高か?割安か?
株式
株価=EPS×PER が基本。
(1)EPSは、日本株(TOPIX)の場合、
(A)向こう1年間の予想EPS を用いる。
基本的には、向こう1年間の予想EPSだ。但し、米国は四半期決算発表(しかも発表が早い)があるので、そのデータでも業績動向を把握できる。
日本は、実質年1回決算発表(しかも全部揃うには5月後半までかかる)だけなので、実績値は適当ではない。
(B)誰の予想か?
日経新聞の予想は「向こう1年間の予想」ではない。会社が発表している業績予想の集計だ。しかも、会社の発表は市場にかなり遅れる。
証券会社や資産運用会社は、BloombergやIBES、FactSetがアナリストの予想を集計したデータを使っている。問題は、一般の個人投資家は入手できないことだ。
東洋経済や日経は個別株の業績予想はしているが、それらを集計したものは発表していないのではないか?
(C) では、どうする?
運用会社は、Vendorの集計を参考に、独自で予想している。それが、その運用会社の予想になる。市場と同じでは運用会社の意味がない。
私は、vendorのデータが入手できないので、日経や為替相場、経済動向などをベースに独自で予想している。
(2)PERは、基本的には金融状況の反映だ。金融緩和期には高くなるし、引き締め期には低くなる。
但し、日本では金融政策は殆ど経済を動かすのに効いていないので、PERは硬直的だ。
なお、以上に加え、EPSの代理として、マクロ経済からアプローチするときは、名目GDPや法人企業統計の経常収益などを用いる。
上記を検証したのが、以下である。
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