大手ハイテク銘柄は大幅安もダウ平均は切り返す
FX
SNAPの決算ミスの影響色濃く
昨日の米国株式市場はハイテクからディフェンシブ銘柄へのローテーションに終始。ネット広告を収入の中心とする会社が主に売られていることからSNAP(カメラアプリ会社)の影響が強く残っていることを示唆している。
米指数が大きく戻すにはハイテク主導での上げが不可欠で今回のショートカバーには重しになる。
ラガルド議長が「第三四半期末にはマイナス金利を解消する可能性が高い」と述べたことでユーロ買いが台頭。
第三四半期末なので9月までに現在の-0.5から0へ引き上げることになるため7月9月の25bp利上げが濃厚になっている。
ドル相場はPMIの弱い経済指標から売られていたがそれを加速させた格好。
ドル円は10年金利2.75ー3%レンジを下抜けたこともあって保ち合いを下抜け。
前日ボスティック理事が9月に利上げを停止し効果検証すると述べたことがきっかけか。
126円台半ばを推移。
テクニカル分析
●株式市場
ダウ平均は綺麗に水平線で反発。
テクニカル的にも綺麗な推移を続けている。本日のFOMC議事録で一段高になるか。
短期的にも昨日拾えてないならば押し目拾いはここまでで指標待ちになる。
売り場は目先32700、34000ドル。
●ドル円
ドル円はトレンドラインを変更。
米金利が9月利上げ一時停止であれば現在の2.75ー3%ゾーンから2.5ー2.75ゾーンへの推移になる事になるため直近の発言を踏まえると戻りがそろそろ限界に来ていることになる。
2.75より上は債券買いになりやすくドル円の上値を抑制するだろう。
そのためドル円は127円復帰前後が上値余地になる可能性が高い。
テクニカル的にはその上の127.5までの戻りがある方が綺麗ではある。
今日のところは127ー127.2のレジスタンスに注目か。
戻り売り姿勢は変わらず。ネックラインを割り込んだため125円が目先のターゲットレートになる。
●ユーロドル
発言での動きもあるが水平間を綺麗にロールリバーサルしながら上昇している。
1.08まであと少しなのでFOMC議事録消化で到達すると短期ショートも持ちやすい。
まとめ
順調にショートカバーしているように見えるが中身は良くない。今日のFOMC議事録がボスティック理事の発言を後押しする結果になれば株高ドル売り債券買いになる見込み。
それ以外に目立つものはないため日本時間明け方午前3時の議事録待ちか。
×
よろしいですか?