米国 今は物価バブル
経済情報
バブルとは、バリュエーション(妥当価格)またはnormからの乖離が(上方に)著しく大きくなった状態のことである。
(1)2000年の株価バブル
2000年に株価は、トレンドラインから明らかに大きく上方乖離している。
ドットコムバブル、インターネットバブル、ITバブルなどと呼ばれる。
(2)住宅バブル
次は2006年の住宅バブルである。
米国住宅バブルはなぜ起きたのか?米国の社会背景もふまえて解説 | Action(アクション)
背景は住宅購入をしやすい環境、つまり、(A)2000年から2005年まで続いた低金利政策、(B)サブプライムローンの利用者が増えたこと。
(3)物価バブル
そして、今回は物価バブルである。
背景は、(A) ウクライナ紛争に伴うエネルギー(原油、天然ガスなど)価格上昇、(B)新型コロナウィルスパンデミック対策としての超金融緩和・超財政刺激、それに都市ロックダウンなどに伴うサプライチェーンの混乱。 輸送コスト上昇も起きたし、賃金上昇も起きている。
株価バブルも住宅バブルも利上げによって崩壊(沈静化)された。
物価バブルも同様だろう。今回は、リセッション、株価暴落という副作用に見舞われるだろう。
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