仮想通貨相場分析【8月3日】
仮想通貨実践投資記事 8月2日
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【仮想通貨相場分析】
先週からの仮想通貨の価格の
変動(1週間)を以下のように
まとめています
表示:現在価格(1週間前からの増減)
ビットコイン 299万円(3%)
イーサリアム 200000円(5%)
バイナンスコイン 36000円(8.8%)
リップル48円(5%)
ソラナ 5300円(6%)
カルダノ 65円(-%)
ポルカドット 1000円(10%)
Avalanche 2900円(3%)
ユニスワップ1060円(8%)
ICP 1000円(17%)
ビットコインは先週の290万円から価格がやや上昇し300万円の水準となっています。
※今回からチャートはドル表示で解説していきます。
ビットコイン日足チャート(ドル)
日足チャートでは短期でビットコインは安値を切り上げていっている状況です。
米国では相変わらず金利を継続して引き上げていますが、それが織り込み済みなのか今週では全体的に通貨が上昇しています。
また逆にドルの仮想通貨は下落しています。(やや円高となった)
ビットコインが現在常に意識されている価格が2万ドル。2万ドルの水準はいまのところ死守しており、現在25000ドルの価格にトライして抜けきれずにいる状況です。
次に週足チャート(ドル)をみてみましょう。
週足チャートでは短期のレンジを抜けてはいませんがチャート形状を確認すると
・2017年末バブルの最高価格からは反発し、短期で右肩上がりで上昇してきている。
・200日移動平均線(オレンジの線)の直上に価格があり、この移動平均線を今後上に抜けきれるかが一つの大きなポイントといえます。
この移動平均線についてこれまでの価格との関係を見ると、この移動平均線より価格が大きく下回ったことはありません。
移動平均線まで価格が下がってもそこで反発をしてきています。
なので今のこの価格については、一度移動平均線を下に抜けているものの、2万ドルの水準から反発し、再度移動平均線の上に価格が向かっているという印象です。
それほどこの200日移動平均線はこれまでビットコインの価格に影響を与えているといえるのではないでしょうか。
米国のFOMCの金利引き上げは継続しており、価格の底がどこなのかはっきり判断ができません。
ドルに関しては、ゴールドマン・サックスが今後年内に125円くらいまで下がるのではないかという見通しを立てていますが、わたしは年内は金利引き上げの影響もあるため、さらに円高という可能性もなくはないと感じています。
仮想通貨、冬の相場への考え方
投資初心者の方から、仮想通貨を購入して、マイナスになっています。
という相談を受けました。
仮想通貨を買って調子よく上がり続けるなんて個人的にもそんなにありません。
むしろ現在のような低迷相場なので、買ってマイナスになるということは当たり前とも言えます。
投資に慣れていない人は、仮想通貨などの金融商品を買うと、短期の価格が気になってしまう人が多いような気がします。(私も昔はそうでしたが。。)
それでは仮想通貨投資をして今後どうしていきたいのかというビジョンと投資した銘柄についての将来の見通しについてもっと考える必要があると思います。
仮想通貨市場は直近で2017年末にバブルを迎え、ビットコインは220万円まで値上がりし、その後昨年2022年松に700万円を超える大高騰を見せました。
2017年末に220万円を記録したあと仮想通貨市場は低迷し、ビットコインは私の感覚として50万円から150万円の価格で推移をしていたと言えます。
価格が下がると心理的にも価値が落ちたというふうに感じ買う意欲が落ちるのが通常ではないでしょうか。
投資家の中には冬の時代がどのくらい続くのかと日々ニュースを見ながら考えている人もいると思います。
来年からリセッションということで低迷するのは1年?2年?
しかしながら、みなさんが期待する低迷時期が短いことはなにかメリットがあるのでしょうか?
2017年末のバブルから現在の時価総額上位の通貨は実は大きく入れ替わっています。
バイナンスコイン、ソラナ、ポルカドット、アバランチなどプラットフォーム系の仮想通貨が台頭。
しかしながら、それでもイーサリアムは他のプラットフォーム系の通貨を圧倒するエコシステムをこれまで築いて来ています。
仮想通貨相場が低迷している今でも、規制も含め、さまざまなプロジェクトが進行しています。
イーサリアムは従来のL1(レイヤー1)から、取引手数料や処理能力を向上させたL2(レイヤー2)が普及してきています。
特にゼロ知識証明の技術を取り入れたZkEVMが注目されており2022年末くらいから本格的導入されていくと思われます。
低迷時期があるということは
・日々の仮想通貨相場のプロジェクトの進行から銘柄選定を再考する時間が取れる
・資金を入れるチャンスが増える
というメリットがあります
普段の会社員などの仕事をしている人は、毎月積み立てたりと投資をする人が増えていますが、そういったことでも低迷相場が長ければそれだけ安値で積み立てるチャンスがあるのです。
そしてそれとあわせて自分が保有している通貨について「なぜこれを保有しているのか?将来的にどのような価値を持つのか?」ということをしっかりと考えることができます。
仮想通貨冬の時代にしっかりと仕込みができた場合、その後上昇相場が発生したときには、上昇相場で周りが焦って投資をしている時に、相場を眺め、あとは仕込んだ通貨から利益を取り出すというフェーズに行くのではないでしょうか。
仮想通貨が盛り上がったりニュースで報道されて、再度仮想通貨に投資をしていた人は、仮想通貨の低迷時期に情報を追っていない人が多いのではないでしょうか?
結果低迷時期に仕込んでいたほうが大きく利益が取れる可能性も高まるのです。
通貨のプロジェクトと価格の動向をみて、自分が選定した通貨はどうしてこのようになったのかという振り返りもとても重要です。
これは珍しい一例ですが、私は2020年4月にsolanaという高速の処理を可能とするプラットフォーム系の通貨に投資をしました。(いわばイーサリアムのライバル)
投資額は20万円と少額でしたが、FTXの分散型取引serumので使われており、興味を持ったのがきっかけでした。
その後solanaは全然価格が動く気配もなかったのですが、2021年5月ごろから雰囲気が一変し、FTXの介入もあると思いますが、大高騰を記録し一時solanaだけで資産額が900万円を超えました。
仮想通貨の低迷時期にはさまざまな可能性が生まれ、そして将来のさまざまなチャンスも生まれてきます。
いままで投資をして、買ってすぐマイナスになってうまく行かないという相談を受けることがありますが、自分が持っている資産(通貨)将来どうなっていくのか、それをしっかり見据えることで、いいものは安いうちに買いたいという自分自身の判断で投資ができるようになってくるのではないでしょうか。
私にとって仮想通貨は日本円に対するリスクヘッジ、保険のようなものですが、それがいつしか大きくなりました。
世の中の流れから将来を見据えて自分がどのすべきなのか?そういった重要な考えを巡らせる期間がこの低迷時期なのではないかと思います。
買ってすぐ価格下がっても特に気にしません、そのプロジェクトがどうなっていくのかを注視していますし、価格はあとでついてくるものなのです。
Is it OK?