投資の王道(その10)
投資の王道(その10)
1.
次に、収束期について検討します。
全体の波の動きを見ると、2021年3月頃から2021年7月頃まで間が収束期に相当します。収束期に下降する通貨ペアと、上昇する通貨ペアが存在します。では、それぞれについて個々に見て行きましょう。
1.
AUDJPY 売り 2021年3月21日~2021年8月26日
AUDJPYのグラフがプラス領域から下降し、マイナス領域で反転するまで売りポジションを保有したと仮定します。
グラフはAUDJPYの日足チャートです。下半分が「8CP見える化インジケータ」で、緑色太線がAUDJPYに相当します。AUDJPYのグラフが下降してきたので、AUDJPYを売りでエントリーします(赤色矢印)。グラフが横になってきたポイントで、決済します(黄色矢印)。
この事例では、上髭によるドローダウンが200PIPSもありました。直近高値に損切を設定しているので、損切に掛かり負けトレードとなってしまいました。もし損切に掛からなければ、リスクリワード比が2.38のトレードになったのに、残念です。トレードは、負けることもあるので、160PIPSの負けを受け入れましょう。トータルで勝てればよいのですから。
敢えてリベンジするのであれば、一つ下の時間足である4時間足チャートにカウンタートレンドラインを引いておきます。日足の環境認識では、下降トレンド(収束期)と判断しているので、トレンドラインを割り込んでくるのを待ちます。
上の図は、AUDJPYの4時間足チャートです。紫色のトレンドラインを引いておき、これを割ってきたら。売りでエントリーします。この場合も損切は直近高値にします。下半分が「見える化インジケータ」ですが、これも、全く同じ位置で、AUDJPYのグラフがゼロラインを下に抜けてきています。
「見える化インジケータ」のグラフがマイナス領域で上向いたら決済します。先ほどの160PIPSの損失を取り返す540PIPSの利益が得られました。
よろしいですか?