投資の王道(番外編その2)
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投資の王道(番外編その2)
「FXで後出しじゃんけん?!」
経済指標イベントカレンダーを見ていると、政策金利&声明発表などのイベントが、結構頻繁に発生しています。指標発表前後のタイミングで「通貨強弱インジケータ」を使うことにより、「FXで後出しじゃんけん」が実現できます。
1. 事例3(AUD)
2022年8月2日13:30(JST)に、オーストラリア準備銀行(中央銀行)は、オフィシャルキャッシュレートを50ベーシスポイント(bp)引き上げ、1.85%に変更しました。金利の引き上げは、一般的には当該通貨を相対的に強くする効果があるのですが、今回の金利引き上げは予想値(1.85%)に対して結果(1.85%)だった為、市場の反応としてはAUDが弱くなる傾向が出現しました。
下の図は、政策金利発表当日のAUDJPYの5分足チャートです。
利上げ発表直線は乱高下しましたが、その後はゆっくりと下降してきました。乱高下の下髭先を割ってきてから、「後出しじゃんけん」で売りを仕掛けます。斜めの下降トレンドラインを引いておき、これを上抜けて来たら利確します。これだけで72PIPSの利益が得られました。
通貨強弱のグラフも見てみましょう。下の図は、「8C通貨強弱見える化インジケータ」をAUDJPYの5分足チャートに表示させたものです。
赤色がAUD、緑色がJPYのグラフです。政策金利発表直後から、AUDがストンと下がり、最も弱い通貨に下落しました。一方JPYは、この時点では最も強い通貨になっています。そこで、通貨ペアAUDJPYを売れば、「後出しじゃんけん」で利益になるわけです。通貨強弱でAUDのグラフが水平から上向きになったら利確します。
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