《東洋経済ONLINEでコラム掲載中》初押しは買い?
おはようございます、松下です。
昨日のNYダウは反落、
7日ぶりの陰線となりました。
米ドル/円は続伸して107円台前半。
NY Goldは続落です。
相場の格言で、
「初押しは買い」というものがあります。
上昇相場において、初めて下落した
ポイントは、買いチャンスだという意味です。
昨日のNYダウは2/9安値以来6営業日
連続で、陽線での上昇を見せた後、
初めての陰線での下落となりましたので、
ある意味で「初押し」となる可能性があります。
同じように日経平均株価は、
2/14の安値の後、3本の陽線で上昇し、
昨日初めての陰線で前日安値を切り下げました。
NYダウの昨日の値動きを受けて、
本日の日経平均株価が下落すれば、
こちらも初押しの可能性があります。
あなたはどう思いますか?
ここは絶好の買いチャンスでしょうか?
この質問を書くと、
必ずといっていいほど、
「松下さんはどう思いますか?」という
質問が届くと思います。
いつもメルマガに書き、
セミナーやスクールで教えることですが、
相場に絶対の答えや正解はありません。
選択と、それに対応する確率があるだけです。
最初に書いた格言の意味を、
もう一度見返してみてください。
「上昇相場において~~」と書いています。
ここは「アップトレンドの値動きにおいて~~」と
書き換えても構いません。
つまり今のNYダウが、2/9から上昇相場を
形成しているならば、この下落ポイントは
買いチャンスになるかもしれません。
同じ意味で、今の日経平均株価が、
2/14から上昇相場を形成しているならば、
ここが買いチャンスになるかもしれません。
あなたは、直近の安値からの動きと
今後の値動きをどう見ていくか?
これがこの下落を買いと考えるかどうかの
分岐点です。
同じ格言として、
「初戻りは売り」というものがあります。
前記格言の全く逆の意味です。
もしNYダウの値動きにおいて、
1/26から下落相場を形成しており、
2/9からの上昇が初戻りだったとしたら、
ここは売りチャンスになってしまいます。
日経平均株価も同じです。
市場には常に同じ銘柄の同じ価格に対して、
買っている人と売っている人がいます。
だから売買が成立し、
価格が決定しています。
あなたが売買を行う時、
反対売買を行っている人が
何を考えているのか、
想像してみてください。
そうずれば思惑と逆に動いた時に、
混乱することが少なくなります。
ここが初押しになって、
再び高値を切り上げていくと良いですね。
よろしいですか?