《東洋経済ONLINEでコラム掲載中》最も安定した理想のトレードの形
おはようございます、松下です。
昨日の米国市場は、
プレジデンツデイで休場です。
米ドル/円は続伸して106円台後半。
今回の株式市場の急落劇で、
多くの株式投資家は痛感したと思います。
「下落に対する準備が必要だ」と。
日経平均株価の目だった下落としては、
2015年後半から2016年にかけて起こった、
中国および新興国不安による株安以来の
下落でしたので、約2年間下落らしい下落のない、
適温相場にいました。
昨年10月には史上初の16連騰、
11月には16年ぶりの高値切り上げと、
良いこと尽くしで懐も暖まり、
下落への意識は薄くなっていたと思います。
急落や暴落とは、市場参加者が
想像もしていないからこそ起こります。
上がったものはいつかは下がる。
これも市場の真実ですので、
これから日米の株式市場が安定して
高値を切り上げたとしても、
下落には準備をしておきたいものです。
そうして考えると、
いつ何が起こっても、
常に利益を狙える最も安定した
理想的な投資の形とは、
「買いからでも、売りからでも利益を上げる」
そういう投資戦略、トレードスタイルです。
この点において、FX市場や商品市場は
何の抵抗もなく、売りからトレードを組み立てる
ことができます。
しかし株式市場では、買いのバイアスが強いこと、
現在、実体経済が強く長いアップトレンドが
続いていることから、売りトレードの
組み立てが難しくなっています。
しかしいつかは暴落が引き金になり、
その後数年、場合によっては数十年
ダウントレンドが続くことも
考えておかなければなりません。
その意味で、市場が安定している時にこそ、
悲観や絶望が渦巻くダウントレンド相場で、
売りから入るトレードの準備をしておきましょう。
今よりさらに心と資金が安定するでしょう。
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