FX必須情報1 為替相場と金利差 ジャクソンホール後の展開
FX
<先週のレビュー>
・ドル/円:
・ドル/円:
136.90ではじまり、高値は137.70、安値は135.80、終わりは137.50
『パウエル議長のジャクソンホールでの発言を控えて、米国金利は下がることはないだろう。ドルロングポジションを取ることにする。』という方針でスタート。
8月23日、米PMIや新築住宅販売件数が予想以上に悪かったためにドル急落。
たびたび書いてきたように、パウエル議長はジャクソンホールで、景気よりもインフレ抑制を優先することを明言するだろうと考えているので、これはドル買いのチャンスとばかりに、136.10でドル購入。たまたま、iPhoneを見ているときに急落したので、ラッキーだった。
というわけで、その前の週からのキャリーした分も合わせ。大幅なゲインになった。
なお、ドル/円のロングポジションを続けているので、スワップ益もかなりになってきている。
・ユーロ/ドル:トレンドはユーロ安。ただし、ユーロ/ドルと独米金利差の関係がおかしいので、ポジションを取るのは見送る。
・ポンド/ドル:トレンドはポンド安。ただし、ポンド/ドルと英米金利差の関係がおかしいので、ポジションを取るのは見送る。
・豪ドル/ドル:トレンドは豪ドル安だろう。MACDがマイナスになったら豪ドルを売るという方針でスタート。23日MACDが0以下になったので、0.6930で豪ドルを売った。結果は、わずかなゲイン。
機関投資家と個人投資家の違いは、個人投資家はポジションをとらないことを続けられることだ。機関投資家の場合(特に顧客資金の運用をしている場合)、長くポジションを取らずにいることは難しい。ポジションを取らないなら、顧客にクレームされる。ポジションを取らないときも投資顧問料が発生する。「何もしないなら、運用委託する意味がない」と言われる。わかった顧客なら「何もしないのも投資判断」「休むも投資」と言ってくれるが、少ない。
今は、ユーロもポンドもポジションを取っていないが、ドルだけでも十分な利益が出ている。無理にポジションを取る必要はない。3週間ほど前までは数週間、全くポジションを取っていなかった。
年に数回あるチャンスで利益を上げればいい。のべつ幕なしに利益を上げ続けることは難しい。そんなことにチャレンジする必要はない。
なお、ここには書いてこなかったが、実は株価指数の運用もしている。以前は、ETFに投資していたが、今はCFDを利用している。3月頃からNYダウとDAXをショートしている。本当はS&P500にしたいのだが、私が利用しているところでは扱っていない。
6月頃はかなり利益が出ていたが、その後のラリーで利益は殆どなくなり、先週末の株価下落でまた少し利益が出ている。6月は米CPIショック、今回はパウエルショックだ。勝負は年末頃と考えている。その時は、225もショートする予定。
NYダウのショートは米国のスタグフレーションを予想しているから。DAXのショートはドイツ経済の崩壊を考えている。私は、世界(特にドイツ)がなぜここまでウクライナ紛争に巻き込まれたか理解できない。
6月頃はかなり利益が出ていたが、その後のラリーで利益は殆どなくなり、先週末の株価下落でまた少し利益が出ている。6月は米CPIショック、今回はパウエルショックだ。勝負は年末頃と考えている。その時は、225もショートする予定。
NYダウのショートは米国のスタグフレーションを予想しているから。DAXのショートはドイツ経済の崩壊を考えている。私は、世界(特にドイツ)がなぜここまでウクライナ紛争に巻き込まれたか理解できない。
さて、パウエル議長のジャクソンホール会議での講演でポイントは、
・インフレ抑制のための金融引き締めについて「やり遂げるまでやり続けなければならない」と述べた。
・「インフレを抑え込むには家計や企業に何らかの痛みをもたらすことになるがそれは避けられないコストだ。」と述べ、景気よりインフレ抑制を優先することを明言した。
・「歴史は時期尚早な金融緩和を強く戒めている」と述べた。つまり、フォワード・ルッキングなアプローチをとらないだろう。70年代の二の舞を踏むことはしないということだ。
今後の展開の予想は難しすぎる。
本題に入る。為替相場と金利差の関係、今後の展開についてだ。
為替相場と金利差の関係は、為替相場を見ている人には必須の基本情報。
相場は需給で決まるが、為替相場の需給を動かす大きな要素の一つは金利差。
為替相場と金利差の関係はFXにとって最も重要で基本である。
常にその状況を把握する必要がある。
その関係は恒久的なものではない。しばしば形を変える。
定期的に、その関係の情報をフォローしている。
以下、定例のグラフ(ドル/円、ユーロ/ドル、ポンド/ドル、豪ドル/ドル、ユーロ/円とそれぞれの金利差との相関)を掲載する。
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