《東洋経済ONLINEでコラム掲載中》負け続けていた間に私が考えていたこと
おはようございます、松下です。
私は2001年2月に初めて株を買って、
投資にデビューし1年半の間、
負け続けました。
その間、ただ手をこまねいて
いたわけではなく、何十冊と本を読み、
何十回とセミナーに参加し、
それでもお金が減り続けました。
負け続けていた間に、
私が考えていたこと、
それは、
「いつか必ず勝つ」
それだけでした。
全く勝てない中で、この強い気持ちを
持ち続けることができたのは、
書籍「マーケットの魔術師」に登場する
トレーダーたちが、ほとんど全員同じことを
教えてくれていたからでした。
「マーケットを学び、資金管理を行い、
ルールを作って売買すれば勝てる」
私は、彼らが口を揃えてこんな風に
言うからには、必ず勝てる方法があるのだと
信じてそれを追い続けました。
そしてもう1つ、私が考えていた
ことがありました。
それは、
「自分で値動きを判断できるようになる。」
私は当時、毎週土曜日になると、
商品会社が配信する無料レポートを、
十数社分欠かさずに読んでいました。
このレポートには、それぞれのアナリストが、
各商品に関して、現況と将来的な展望を
書いていました。
私は、なぜ彼らがそんな風に分析し、
考え展望するのか、全く分かりませんでした。
そして、
「このままではダメだ。自分で
値動きを判断できるようにならなければ、
いつまで経っても勝負にならないと考え、
いつか自分で値動きを判断し、読める
ようになる。」と心に決めました。
そして、値動きを分析するための理論、
読むための理論を学びました。
こうして焦点を定めると、
結果は思ったよりも早く、
具体的に実現していきました。
それから2年くらいの間に、
私は値動きを分析できるようになり、
自分でレポートを書けるようになりました。
投資デビューから4年くらい
過ぎた頃のことです。
こうして値動きを分析し、読み、
過去検証を行い、ルールを組み立て、
利益を上げるようになりました。
数万人にレポートを配信し、
投資の本を7冊執筆し、
スクールを設立して千人近い
生徒を送り出しました。
教えた生徒の中から、
驚くような利益を上げる生徒が登場し、
中には私と同じように、人に投資を
伝える立場になった人もいます。
これらは全て、
負け続けていた間に、私が考えたことが
原点であり、原動力となって実現したことです。
あなたが投資において、
何かの目標に向かって進んでいる今、
例え成功していなくとも、
あなたにはチャンスと希望があります。
それは負け続けていた私と同じように。
大切なことは、何を見て、
何を考え、何を実践していくかです。
負け続けていた間に、私が考え実践していたことが、
何かの参考になれば、これからのあなたの行動を
変えてみてください。
今、失敗や損失の中にあっても、
それを変えて成功や利益を
つかむことはできるのです。
よろしいですか?