「見える化インジケータ」の活用（その96）

1. 「２８通貨ペア一覧インジケータ」をさらに進化発展させインジケータ

「８CP見える化インジケータ」でNZDUSDを描く

「８CP見える化インジケータ」にはOceania版、London版、NewYork版、AnyCP版があります。今回は、Oceania版を使いました。

上半分は、NZDUSDの15分足チャートです。上半分の矢印は、「28通貨ペア一覧インジケータ」のアラート位置を示します。下半分は、「８CP見える化インジケータ」によるものです。水色太線のグラフがNZDUSDに相当します。

水曜日にNZDUSDが他のグラフ群を下抜けしてきたので売りエントリーし、木曜日の夜に決済しました。約120pipsの利益になりました。

5月24日（水曜日）10:30の急落は、ニュージーランド準備銀行(RBNZ:Reserve Bank of New Zealand)の政策金利発表によるものです。

2. Best Selectインジケータを使ってみる

下の図は、2023年5月24日12:50（JST）のスクリーンショットです。

Total数値の降順に並び替えています。一番上の行のGBPNZDは、D1を除く全ての時間足で数字が青色系表示になっています。Totalの数値が4269.54と大きなプラスの数値になっています。上位3行の通貨ペアが○○○NZDとなっていて、下位4行の通貨ペアがNZD○○○になっています。通貨としてNZDが相対的に弱くなったので、○○○NZDの通貨ペアは上昇、NZD○○○の通貨ペアは下降という結果になりました。中でも、GBPNZDに最も影響があったことが示されています。

では、GBPNZDのチャートを見てみましょう。

赤色の矢印がスクリーンショットを撮影した所です。全体的に右肩上がりの上昇トレンドになっているのですが、水曜日の急騰が著しいです。急騰の原因は、ニュージーランド準備銀行(RBNZ:Reserve Bank of New Zealand)の政策金利発表によるものです。もし、GBPNZDの買いポジションを持っていたとしたら、約550pipsの利益が得られたことになります。急騰後であっても、ジワジワと上に伸びているので、急騰の高値を上抜けしてから買っても、約300pipsの利益になりました。

「28通貨ペアBest Selectインジケータ」は、28通貨ペアの中で、最もトレンドが発生している通貨がどれかを教えてくれると伴に、全通貨ペアの動向を一目で判断することができる優れたインジケータなのです。

「28通貨ペアBest Selectインジケータ」