一目均衡表入門|第4回 三波動と時間関係、値段関係から分かること[監修:細田哲生(三世一目山人)]
【一目均衡表入門[監修:細田哲生(三世一目山人)]連載記事(全14回)】
・第1回 一目均衡表の原点(無料)
・第2回 三波動と時間関係①
・第3回 三波動と時間関係②
・第4回 三波動と時間関係、値段関係から分かること
・第5回 転換線と基準線①
・第6回 転換線と基準線②
・第7回 転換線と基準線③
・第8回 先行スパンと遅行スパン①
・第9回 先行スパンと遅行スパン②
・第10回 準備構成の「型」と9週足
・第11回 9週足と9か月足
・第12回 週間実線のB、Yと仲値線
・第13回 B、Yの活用方法
・第14回 『一目均衡表』原著の内容
第4回目次
1. 計算値達成の解釈と相場水準
2. 時間関係と値段関係のおさらい
3. 値動きを想定し重要点を特定
4.「米ドル/円」日足の対等数値、計算値から分かること
5. 一目均衡表 豆知識
計算値達成の解釈と相場水準
前回は「三波動の時間関係と値段関係」について解説しました。概略すると、第一波動、第二波動と形成されたときに、第三波動に要する時間が判明。そしてその時間内に、第三波動がどの計算値を達成するか(どの値段まで続伸するか)によって、三波動を成した後の展開を読み取ろうという内容です。
E計算値は、第一波動の値幅を、もう一度続伸したときの値。N計算値は押し目から、第一波動の値幅を伸ばした値。V計算値は、押しの値幅を倍返しした値となります。
このうち、E計算値の達成は、続伸の勢いが勝っていると評価できます。そのため、第三波動あるいは三波動全体を、新たな第一波動とした三波動形成の可能性が考えられます。
N計算値は、第三波動がそれまでの影響力を逸脱するほどの力を出していないという評価。第二波動の半値を中心(相場水準)とした、もみ合いであると解釈できます。
V計算値は、押した分を倍返しした値幅の変動に終始するため、第二波動の起点を中心としたもみ合いの限界を超えていないと評価されます。
一目均衡表の著作権は株式会社経済変動総研が有し、原著の出版販売をしています。原著のご購入については一目均衡表公式ホームページをご覧ください。
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