一目均衡表入門|第6回 転換線と基準線②[監修:細田哲生(三世一目山人)]
【一目均衡表入門[監修:細田哲生(三世一目山人)]連載記事(全14回)】
・第1回 一目均衡表の原点(無料)
・第2回 三波動と時間関係①
・第3回 三波動と時間関係②
・第4回 三波動と時間関係、値段関係から分かること
・第5回 転換線と基準線①
・第6回 転換線と基準線②
・第7回 転換線と基準線③
・第8回 先行スパンと遅行スパン①
・第9回 先行スパンと遅行スパン②
・第10回 準備構成の「型」と9週足
・第11回 9週足と9か月足
・第12回 週間実線のB、Yと仲値線
・第13回 B、Yの活用方法
・第14回 『一目均衡表』原著の内容
第6回目次
1. 均衡表はなぜ動く?グラフを書けば理解が進む
2. いつ、どうなるか?予測可能となる
3. 相場の経験則「押しは2分の1」
4. 均衡表は半値戻しの水準、相場水準を示唆
5. 押しや戻りともみ合いが一目で分かる
6. 一目均衡表 豆知識
細田哲生(ほそだ・てっせい)プロフィール
株式会社経済変動総研。三世一目山人。一目山人の遺志を引き継ぎ、正しい一目均衡表の使い方を普及することに従事。経済変動総研主催の「一目均衡表倶楽部」にて、一目均衡表による相場解説、罫線講座を執筆。毎週月曜日ラジオNIKKEIマーケットプレスにて「日経平均一目均衡表から見たテクニカル分析」を放送。
公式サイト:一目均衡表公式ホームページ|株式会社 経済変動総研
一目均衡表の著作権は株式会社経済変動総研が有し、原著の出版販売をしています。原著のご購入については一目均衡表公式ホームページをご覧ください。
サービス|一目均衡表公式ホームページ|株式会社 経済変動総研
均衡表はなぜ動く?グラフを書けば理解が進む
前回は、均衡表(転換線と基準線)の概要と、その作り方を解説しました。おさらいすると、均衡表は、当該期間(9日間、26日間)の高値と安値から半値を求めるという計算により導かれる値を結んだ線、ということでした。
そして、均衡表の算出やグラフへの記入を、実際に自分の手で体感してもらうべく、簡単な例題を用意しました。試していただけたでしょうか。
この例題をこなすことで、均衡表の動きについて、理解が進んだでしょう。すなわち、「なぜ均衡表が上下に動くのか」「いつまでは、このように動く」といったことがつかめるようになったはずです。
この感覚は、均衡表を手書きした人にしか、得られません。パソコンのチャートツールで一目均衡表をいくら見続けたとしても、手書きの経験には追いつくことはできないのです。
以下では、例題の答えを掲載すると共に、均衡表の動きが予測できるというポイントについて、例を挙げながら解説しています。
よろしいですか?