「見える化インジケータ」の活用（その116）

1. 「２８通貨ペア一覧インジケータ」をさらに進化発展させインジケータ「８CP見える化インジケータ」でAUDUSDを描く

「８CP見える化インジケータ」にはOceania版、London版、NewYork版、AnyCP版があります。今回は、Oceania版を使いました。

上半分は、AUDUSDの15分足チャートです。下半分は、「８CP見える化インジケータ」によるものです。水色太線のグラフがAUDUSDに相当します。

木曜日にAUDUSDが閾値を超えて下落してきたので、売りエントリーします。グラフが底に達したので、当日決済します。約60pipsの利益が得られました。

2. Best Selectインジケータを使ってみる

下の図は、2023年10月9日23:39（JST）のスクリーンショットです。

Total数値の降順に並び替えています。最も上の行にあるNZDUSDは、全時間足で青色系の表示色になっていて、Total数値が2691.11と大きなプラスの数字になっています。NZDUSDに大きな上昇トレンドが発生していることを示しています。

では、NZDUSDのチャートを見てみましょう。

赤色の矢印がスクリーンショットを撮影した所です。右肩上がりの上昇トレンドの途中の急騰部分を捉えています。

「28通貨ペアBest Selectインジケータ」は、28通貨ペアの中で、最もトレンドが発生している通貨がどれかを容易に発見することができます。また、今、トレードをすべきか否かを、数値と色で教えてくれます。全通貨ペアの動向を一目で判断することができる優れたインジケータです。

「28通貨ペアBest Selectインジケータ」

3. 一昨年5月から追っているEURJPYの動きはどうなった？

2021年5月からEURJPYの動きを追っています。

全体の流れを見るため、30分足チャートで直近約3週間分を描いています。

前回は、次のように書きました。

EURは水平から上方向に、JPYは一旦上昇したのですが、反転下落して下向きになっています。やはりEURがJPYよりも強い傾向にあります。今後EURJPYは上昇する見込みです。

月曜日は大きく下げましたが、その後は上げて、週末には下げてきました。

4時間足の通貨強弱チャートです。

ピンク色がEUR、緑色がJPYです。EURは水平からやや下方向に、JPYは反転して上向きになっています。あまり方向感が無いとも見ることができます。今後EURJPYはレンジ状態を推移する見込みです。

4. 全通貨ペアから天底を探し、トレンド戦略を立てる（新規ターゲット探し）

前回で、USDCHFを買う戦略が大きな利益を上げて終了したので、次の新しいターゲットを探すことにします。例によって2505「天底Searchインジケータ」を使います。

「天底Searchインジケータ」によれば、天井に位置する通貨ペアとして、CHFJPY、USDJPYが、大底に位置する通貨ペアとして、EURCHF、AUDUSが選択できます。

では、それぞれの日足チャートを見ていきましょう。

＜天井圏　２通貨ペア＞

CHFJPYは、天井でダブルトップを形成しているように見えます。まだ方向としては上向き方向（天底Searchインジケータでも矢印が上向き）なので、上昇トレンドラインを下抜けてくるまで待ちましょう。

USDJPYは、直近高値のレベルに達しています。ちょうど150円の大台で、キリ番でもあるので、強いレジスタンスラインになるでしょう。しかし、ここを抜けたら200円まで円安が進むかもしれません。円は、「通貨として弱すぎる」ので、ドル円レートが200円になってもおかしくないです。

＜底値圏　２通貨ペア＞

EURCHFは、直近安値を割って、さらに下落しているように見えます。もうしばらくは、反転上昇してくるのを待ちましょう。

　AUDUSDも、一向に上昇の気配を見せません。辛抱強く反転を待ちましょう。

　天井圏の２通貨ペア、底値圏の2通貨ペアの日足チャートを見てきましたが、どの通貨ペアも、今すぐにトレードできる状態ではありません。適宜モニタリングしながら、ひたすら「待つ」ことにしましょう。

半自動EAの「Trend Line EX」があれば、斜め切り下げラインを引いておいて、これを上抜けたら自動で買い、切り上げラインを割ったら自動決済という、放置型のトレードが可能になります。

※「Trend Line EX」

「8C通貨強弱見える化インジケータ」にご興味のある方は、以下のページをご参照ださい。

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「8CP見える化インジケータ」を実際にどのように使っていくのかをご紹介します。