グリッド型ピラミィッティングEA『波乗りきんじろう』の完成直近!MT5バックテストで2年間で100万円が2000万円を超えました。
いよいよスキャルピングEAの完成が間近となりました。
進捗状況としてはエントリーについてのロジックを公開するために、第一段階まで完成したグリッド型ピラミィッティングEA『波乗りきんじろう』の動画を収録しましたのでご興味ある方はぜひご覧ください。
まずエントリーロジックについて解説します。
一般的にナンピン・マーチンゲールで採用されているグリッドとは、一定の間隔を予め内部パラメーターで指定しておき、その値まで含み損が増えていく中でポジション数を増やしながら足していく手法が数多く見受けられます。
私も数多くのIB口座経由で無料配布のEAを試してロジックの研究対象としてきましたが、必ずいずれかの時点で口座が破綻することを実体験してきました。
手法としてはグリッド型のナンピン・マーチンなので、内部パラメーターで10Pipsと指定しておいて、ロットのマーチン倍率を2.0とした場合、例えばロングで最初のエントリーを0.01ロットからスタートしたとします。
次に10Pips相場が思惑と反対方向に行った場合は、2つ目のポジションは0.02ロットのロングポジションを加算します。
さらに10Pips逆行すると、3つ目が0.04ロット、そして4つ目は0.08ロット、次は5つ目で0.16ロット、6つ目0.32ロット、7つ目0.64ロット、8つ目1.28ロット、9つ目2.56ロット、そして10個目で6.12ロットと倍々で増えていきます。
ここまでの逆行で10Pipsが9回でしたので90Pips思惑と反対方向に行ったとします。
指標発表などでこの程度動くことはまぁまぁあることですが、合計のポジションが11.23ロットになります。
この112万通貨を超えるロットがさらに10Pips逆行したらどうでしょう?
あるいは戻りが浅くて決済できずにさらに100Pips逆行したら?
このマーチン倍率が1.2倍だから破綻しにくいとか、指標時にEAを止めたり、自動で指標を回避しているから破綻しにくいとか謳っていますが、そうした多くの最新EAで私のリアル口座は数多く実際に破綻してきました。
こうしたロジックで急激に相場が逆方向に動いた場合のリスクは計り知れません。
しかしメリットもあります。
大きなポジションになり含み損が大きくなった時点で、急激に戻りが出た場合は大きな利益を得ることが出来ます。
大きな含み損が一転して大きな含み益に転じて利益を確定できることも多々あるからです。
月利で100%~500%などと謳っている無料EAの多くはざっくりこうしたグリッド型のナンピン・マーチンゲールである場合が多いわけです。
月利100%のEAを単利運用した場合、100万円が2ヶ月目に200万円になりますので運が良ければ1ヶ月間が過ぎた頃に100万円出金で来ますが、運が悪ければ初月に口座が破綻します。
100万円の強制ロスカットになったから、また100万円入金するか?
私はしません。
そこで何をするか?
聖杯探しの旅が始まるわけです。
別のIB口座で無料の月利100%前後のEAで回し始めます。
そんなことを繰り返している時に、ふと考えました。
なぜ逆のロジックが存在しないのだろう?
この含み損が増え続けていく中で、いやむしろ含み損が増えていく方向こそ反転した時には大きな利益を得ると盲信しているが、現実では口座破綻が相次いでいるのに逆のロジックが存在しないのはなぜだろう?
探しても探しても逆のロジックは見つかりませんでした。
そこでこれは自分で作るしかない!!
ということでグリッド型ピラミッティングEA「波乗りきんじろう」が誕生したわけです。
今回の進捗状況では主にエントリーについての解説でした。
エントリーロジックを巷のナンピン・マーチンと真逆にしたらどうなるか?
予想通り2年で20倍という爆益型になりましたが、まだ問題はあります。
イグジットについてはまだまだ未完成なところがありますので、もう少し多様なイグジットルールを追加機能としていくつか加えてみますので、また次の進捗状況発表を楽しみにしていて下さい。
今回のイグジットの新機能搭載で利益が伸びるようならSuper Recoveryにも新機能として新たなイグジット機能をいくつか搭載して、TPまで行かなくてもその手前の段階で何らかの条件を追加してみようと考えています。
イグジットを早めるということは大きな利益になりにくいことも事実ですが、最近のトレード結果を受けて、ユーザーにとっては10億円よりも目先の1000万円の方が魅力だろうとも考えています。
どちらにしても2つのEAはポートフォリオとして最強の組み合わせになりますので、波乗りきんじろうも応援よろしくお願いします。
完成まで1ヶ月、Gogojungleのテストが1ヶ月ですから2ヶ月後には運用できるのではないかと予想しています。
ではまた!
よろしいですか?